弾道・球筋のメカニズム 。

今回はシャフト、ヘッドとスウィング軌道の複雑なお話です。

ボールが飛ぶ要素としては大きな三つの要素があります。
*ボールの初速・スピード
*ボールの打ち出し角度
*ボールのスピン
この3項目を考えながら クラブというものを再考察してみましょう。 

 まずボールの初速です。当然 初速が速い事が ボールが飛ぶという条件の一つです。ではどうすれば速くなるのでしょう。一つ目に考えられることですが、まあ コレは誰でも予想することですがヘッドスピードが速いことです。ほぼ正確なミートをしているとしてヘッドスピードの約1.5〜1.6倍がボールの初速になります。ですからヘッドスピードが1m/S上がれば 5-7ヤード飛ぶようになるわけです。

今までより長いクラブや体の動きのスムースになるシャフトを使えば当然上げられるようになるわけです。

がしかしヘッドスピードが速ければ そのまま飛ぶというわけでも有りません。 ミート率によってヘッドスピードの1.0-1.5倍と幅がありますからヘッドスピードの多少の違い2-5m/Sはミート率でカバー出来てしまいます。ミート率を高める方法は当然 ヘッドの芯で打つことですが慣性モーメントの高いヘッドであれば その部分を補ってくれるのです。最高にエネルギー伝達を高める方法はボールの芯、クラブの芯、フェース面上の芯、を同一面にし そのライン上をヘッドが動いていることです。  但し初速が速くても 打ち出し角度の低すぎ、高すぎ、スピンの少なすぎ、多すぎはボールを飛ばすのには悪影響ですので他のデータとの関連性もたぶんにあります。現在 主流になっているドライバーヘッドの大半が低スピンタイプです。スピンが少ないほどドライバーショットの初速は速くなるわけです。

ミート率という言葉が出ましたので もう少しこの話を補足してみます。 ミートする ということはどういうことか 誤解をしているゴルファーが非常に多く その誤解がゴルフ技術向上の妨げになります。 殆どの方がフェース面上の真ん中 もしくは重心位置でボールを当てる事がミートだと思っています。 「芯を喰う」言葉の意味は真ん中で打つこととかなり一致しています。 がゴルフでは真ん中に当たる事はさして重要では有りません。 

 釘を打つ金槌で考えて見ましょう。 釘の頭を金槌の真ん中で打ったとしても打ち込む方向と釘の刺さっている方向がずれていると釘は曲がってしまい 上手く刺さって行きません。釘の向きと金槌の動く方向が合っていれば 金槌のどこに当たっても(当たり面に釘の頭が当たれば) 釘は刺さっていきます。

ゴルフのそれはかなりこの動きと似ています。フェース面の「どこに当たるか?」よりもヘッドの移動する方向とクラブフェースの向きが合っているかの方が重要で その為にはインパクト前後にヘッド姿勢が出来るだけ変化しない事がミート率につながります。完全なインパクトは クラブヘッド重心・フェース面上の重心・ボールのセンター が一直線上に来て それが重心位置の動いてきた方向(ベクトル上)の上に存在する事です。しかもそれは立体的に上からと 横からの両方がありますから 確率的には不可能に等しく 一生に一回あるか無いかの確率です。 努力して 球数を打ったからといって 出来るものでは無いと言われています。 あのタイガーウッズですら練習中も含めて「25年間に2球しか無い!」といっています。
  ですから フェース面上のどこに当てるかよりも 重心の動かす線上と クラブヘッドの重心とフェース面上の重心を結ぶ線 を揃える努力の方が効果も高く 実全のより簡単な糸口で フェース面の真ん中に当てる事より エネルギーの伝達効果が高く 距離が出しやすくなります。

 クラブの重心が深いか 慣性モーメントが高いと より現実的になります。

ボールの打ち出し角度は スピンと非常に似ている部分が有りますので混同しがちですが スピンは空気抵抗による浮力、打ち出し角度は単なるボールがヘッドから離れたときの出だしの角度(ベクトル)のことを指します。重心深度等にも影響がありますが ロフトによる影響が非常に強い項目です。

ここもゴルファーが錯覚している一つの要素です。 ボールが上がる・高くなる このこれにはかなり複雑な要素が絡み合います。 自分の球の上がり・高さが打ち出しで作られているのか スピンで作られているのか どちらか見極める必要が有る訳です。日本では昔から弾道の途中でぐんぐんと上がっていく弾道が良い と思われている傾向がありますが その状況はスピンが多すぎて 無駄に上がっている というだけというのが本当のところです。  また最近のドライバーでは その逆でスピンが足らずに 失速してしまうケースも見受けます。

ちょっとこのご時世に不謹慎かもしれませんが 鉄砲の弾で考えて見ましょう。

初速は火薬の量、狙う仰角は構えで決める、銃身の中にはスピンを作る為スプラインが切って有ります。 火薬の量が少なければ推進力が減りますから 遠くに撃つのには仰角が必要です。 逆に低く撃った時 銃身に溝(スプライン)が無いと浮力を得られず失速してしまうのでしょう。 多分撃つ距離によって 目的によって 火薬・仰角・スプラインが考えてあるのでしょう。

昔はボールの最高到達地点の高さに影響のあるのは初速だと言われていました。何故ならば非常に低く打ち出したとしても 初速があれば=推進力があるわけでその出だしの角度が保たれやすくなります。ただしこの場合 最高到達地点と地面への着弾は非常に近くなってしまいます。 これが昔の弾道で これでは無駄が多く 距離を損しているのです。 現在では「飛ぶ弾道」は飛ぶ距離の真ん中位の地点で最高到達地点になる程度といわれています。

  三つの項目の中で一番複雑なのがスピンです。それぞれの打ち出し角度をある程度維持していくのにはそれぞれ最低限度スピンが必要です。初速とも関係が有りますが 初速が速ければ打ち出し角を保つ勢いもありますが、低ければ一定のスピン量が無いと失速してしまいます。またその反対では吹け上がってしまいます。例えば 打ち出し角15度では2500-3000回転が適切で初速によって速ければ2500回転、遅ければ3000回転といった具合です。

ではスピンはどのように発生するのでしょう。単純にロフト等の要素というわけにはいきません。同じ人が打っても球の高さがまちまちになるようにヘッドが運動している過程で発生するギア効果ですからスウィングも含まれてきます。スピンの基本になる逆回転はヘッドの動いているラインの垂線とロフト面の合計によって発生します。

当然 急な角度(鋭角)にヘッドを下ろしてきた方が実質的なロフト角は増えます。移動してきたベクトルに対し ロフトが増えてしまうので 球体で有るボールにはロフト面に対し逃げる効果が働き易くなってしまうからです。

ですから 近年のゴルフクラブを活用するにはアイアンであってもドライバーであっても それぞれの長さなりの入射角度入れてくることが理想です。

昔のクラブはヘッド本体にボールを上げる機能が今のものより相当低く、スウィングの振り面によってギア効果を作らざる負えない部分がありましたが 今はまさにボールをヘッドに当てさえすれば上がるように出来ています。

**どうも この一,二年でクラブの性能の限界によりスピンと打ち出し角度の変化が生まれたようで 今ではもっと徹底的にスピンを減らす事が考えられています。まあある程度のミート率は犠牲になっても飛距離という魅力というか、魔力から逃れられなくなっているのだと思います。(私もその一人ですが…) 数年前ではヘッドスピードの平均値38〜40のゴルファーには「2800回転」程度が理想的なスピン量といわれていました。ところが今では2000回転を切りミート率に自信が有れば 1500回転以下でも良いのでは とも言われています。

そのかわりに打ち出しの角度は通常に2倍 20度以上 25度位でも構わない ということです。20度を超える打ち出し角度は まるで7番アイアンの打ち出しのような弾道ですから 殆どのゴルファーにはものすごく違和感があると思います。となればもう少しヘッドスピードの速い人はもっとスピン量を減らすことになり 1500回転以下は当たり前になってしまうかもしれません。

そうすると仮にヘッドスピードが46だとすればキャリーボールで310ヤード打つことも物理的には可能なのだそうです。

ただ そのような概念の元、デザインされているクラブは「重心距離の短いロフトの立ったクラブ」を使っている人には全く恩恵の無い概念になってしまいます。

スピン量を減らすのはロフトです。 <なに 矛盾しているじゃないか って>いやいや インパクトロフトです。インパクトロフトは地面にではなく 動かしたベクトルに対し存在するロフトです。先ほどの理論を実行するには 先ず重心の深い・慣性モーメントの大きなクラブヘッドを使い ベクトルその物を上に向けなければなりません。かなりアッパーに打ち抜くことになるのではと思います。 現在 平均して使われているティーの高さでは成しえないような気はするのですが… ともかく上に向いたそのベクトルに対し出来るだけ少ないロフト 限りなく0度に近い5度以下のロフトでインパクトしなければなりません。はじめから5度のロフトのクラブで打つのとは意味が異なります。先ず間違いなく始めから5度のロフトで打てている人はフェースローテーションが多く その動きがスピンに対しては一番マイナスというか増えてしまう動きだからです。どちらかと言えば12度のロフトを使ってミートしても 弾道がライナーになってしまう人の方が その理論は身近だと思います。今回 この理論に対し 私が少し距離を置きたがっているのは 理論的には正論だと思いますし 考え方には賛成ですが 回転数を落としてしまうのは非常に危険が伴うからです。回転数を落とすと 少しのミスでも 今まで表れていなかったミスもものすごい「曲がり」になってしまうからです。ハイリスク・ハイリターンの典型のような物で もう少し考えてから続きは書きますのでお待ち下さい。

<<シャフトの役割>>

 では以上の要素からシャフトの役割を考えてみましょう。 まず 皆さんの勘違いを直します。シャフトによってボールが飛ぶ、飛ばない、はシャフト素材の強度-弾性によって異なります。例えば 通常メーカーの使っているシャフトにははっきりとした個性を付けるわけにはいかず しかも補強に対する強度に重点を置きますので シャフト本来の質は低いと言っても良いでしょう。(まあ 仕方の無いことですが・・・) メーカーのシャフトを論じても あまりにレベルが低いので除外しますが 通常リシャフト等で使用されるスポーツタイプのシャフトの性能は使用者の動き-スウィングを円滑にしかも効率良くさせることに有ります。

シャフト自体がボールを弾く性能は思っているほど高く有りません。使用者の動きが良くなりヘッドスピードが上がり、しかも良い繊維を使ったシャフトはエネルギー伝達効率良くボールに伝える というのがシャフトのボールを飛ばすメカニズムです。

ということはタイミングが命といっても過言では有りません。 それぞれのシャフトにはタイミングやリズムが有りますから その波長が使用者にマッチした時 絶大なるパワーを生み出すのです。

シャフトを選ぶ際、まずは重量(シャフト自体の)を決めます。ゴルフクラブは使う長さが決まっていればヘッドやグリップに重量の違いは余り有りません。クラブ全体の重量を左右するのはシャフトの重量なのです。体力や目標(飛ばし志向?安定志向?)に応じて選ばなければなりません。又ウッドとアイアンのシャフト重量には10-20g程度の差が有った方が同じ重量感で振りやすいでしょう。--勿論短い物の方が重いのです。

重量が決まれば 次にシャフトの重要な役割として弾道を変える役割を持ちます。フレックス(硬さ)を一定にした時 先調子(ローキック)の物と元調子(ハイキック)では作り出す弾道が異なります。こう考えてください、先端の部分の動く量は同じ 但しキックポイントが異なるとシャフト自体の振れ幅は異なります。先調子の物は振れるシャフト部分は少ないですが振れ幅は大きくなります、その逆の元調子の物は振れ幅が少なくなります。シャフト復元スピードは先調子の速く、元調子の方がゆっくり動く事になります。 ですから元調子のほうがの方が柔らかく感じる人と硬く感じる人に分かれる理由はシャフト自体のスピードによります。 弾道の面から言うと先調子の方がボールへの入射角度は鋭角になり易く、ロフトが付きスピンがかかり易くなります。元調子は入射角度が鈍角になり易く スピン量は減り易くなっています。勿論 上記タイミングとの関係も有りますから 個人のタイミングが分からない限り断言は出来ませんが・・・。


 トルクについては最近のクラブは大きくなりシャフトに掛かる重心距離も年々長くなっています。長い重心距離の物は動きが鈍く元に戻り難いのでトルクで助けてあげましょう。ヘッドの大きさに応じて柔軟に考えるべきです。  また トルクの本来の目的は衝撃軽減性能にあります。 重量が一定だとすれば トルクの少ないほど シャフト本体に軽減力を持っている(例えば 剛性の高い繊維を使っている とか しなやか とか)意味で シャフト単体で言えば 少ないトルクのシャフトは強く 大きなトルクのシャフトは弱い と総論としては言えると思います。 どちらが良いかどうかはなんとも言えません。 強すぎれば良いとは思いません。使う人にとって強すぎれば結局性能は発揮されませんし,衝撃吸収能力が働かず自分の関節や体への負担が増える事になりますから 自分にとって必要な強度を見極める もしくは見極めて貰う事です。


<クラブメーカーの酷いお話> 最近US−スペックといって 先端の太いウッドシャフトが増えてきています。サイズで言いますと通常は約8.5ミリだったのが ここにきて8.9ミリ通称350ティップというのが増えています。

この先端を太くするものは決してユーザーからのニーズでは有りません。殆どのユーザーはアイアンとウッドの先端径が違うことすら知らないのですから。

では先端を太くするとどんな利点があるのでしょう。簡単には強度/剛性が高くなります。単純に強くなるわけです。

確かにウッドのシャフトの先端径が8.5ミリでなければならない理由はありません。今までどおりということで長い時間 この太さが無作為に使われてきましたが(元々が8.9ミリであってもさしたる支障は無かった) ここに来て何故なのでしょう?

以前は強度が足りずに折れるものがありましたが 今現在では殆どの8.5ミリのシャフトに折れるトラブルはなくなっています。確かにヘッドの大型化による先端部への負担は年々上がってきているのは事実ですが 8.9ミリを採用しているヘッドは総じて重心距離の短い そんなにバカデカイ物は多くありません。

では先端径は何故ふとくなったのでしょう? 太くなれば 接着面積は増えますが 近年の接着剤の性能では特に問題もありませんし……。やはりコストダウンの可能性が一番匂うのです。先端径を太くすればそれだけで強度が増しますので その分先端部へのシャフト繊維の強度合成が落とせます。それ以外には非常に考えにくいのです。シャフトメーカーからすれば 全体剛性の影響等をもう一度考え 研究しなおさなければなりませんし 現在の8.5ミリのシャフトの性能や品質データをかなりの部分 手直ししなければならず シャフトメーカーが先導して8.9ミリに誘導したとは考えにくいのです。

我々からしても8.9ミリのシャフトは既存のヘッドに装着も出来ず 当然8.9ミリ用のヘッドに8.5ミリのシャフトも使えません。まるでウッドが昔のビデオのベータとVHSの存在になってしまったようです。

どう考えても 大手クラブメーカーがコストとシャフト折れのクレーム対策の為に編み出した方法としか思えないのです。またこの先発メーカーたるキャロウエイはリシャフト防止のため 非常にあほらしいシャフト装着方法を採用しています。(ドライバーはまだしも フェース厚の少ないフェアウエイウッドはシャフトとヘッドが殆ど直接接触していないような状態で 抜いたシャフトの接着部分の殆どがホーゼルの中で宙に浮いている状態になっています。 キャロウエイのフェアウエイウッドのヘッドが練習場で吹っ飛ぶ 抜けてしまうトラブルが大量発生中!) この守銭奴のようなメーカーがコスト削減の為とリシャフト防止で接着面性を確保する為の 下らない発想から編み出されたアイデァと考えるのは下衆の勘繰りでしょうか?


<シャフトについての考察> 先ずシャフトには強度と硬さが存在します。この二つは別な物で、硬ければ強い訳ではありません。 強度とは単純に強さでシャフトに使われている繊維単体での強度や使われている繊維層の総合量でも判断出来ます。例えば軽量シャフトの場合 繊維単体は強度の高い物が使われますが 一枚のシートの繊維の量が少ないか シートの枚数そのものが少なく製造する物が多いのです。 逆に重量の重いシャフトは繊維単体の強度は低くても 繊維の密度やシートの量 繊維の総合量は多く、シャフトとしては強度の高い物になります。 その2種類のシャフトにはそれぞれフレックスがありますので 重いシャフトのレディースも有れば 軽いシャフトのXも存在します。総じて重いシャフトの方が総合的には強く 軽いシャフトの方が弱いと思っても間違いではありませんが 繊維一本一本の単位ではその逆の場合の方が多いのです。その一見矛盾のようなことがシャフトの動きに大きく影響を与えます。 

強度でシャフトを選ぶ場合があります。この強度はインパクト時のヘッドを通してシャフトに掛かる重量の負担を支えるのに役に立ちます。通称ボール負けしないシャフトというわけです。強いシャフトを作るには重量を増やすか 弾性の高い強い繊維を使用しシャフトを作るか 二通りしかありません。メーカー純正の場合 重量はある程度限定されます。良いシャフトを装着しても 数が売れなければ意味がないのですから 購買層の多いターゲットを対象に重量を設定せざるを負えないでしょう。50〜60gといったところです。強いシャフトを作るには十分な重量とは言い切れません。となると良い繊維を使わなければなりませんが こちらはえらくコストが掛かります。

良い繊維を使わず強いシャフトを作ると重くて売れず 売れる重量にすると良い繊維が使えない… ということから本来は強度と関係の無いフレックス(硬さ)を使うことになります。メーカーのクラブを使っている人の殆ど100%近くの人が本来使うべき硬さよりもかなり硬いフレックスを使っているのは実はここに秘密があるのです。フレックスの本当の役割は動き・動き方に有ります。しかしメーカーのシャフトでは使うべき硬さを使うとインパクトでボールの質量に勝てずに ボールの質量を跳ね返せないので 必然的にひとつ以上硬いフレックスを使うことになってしまったのです。
 シャフトには大別にて二つの種類があります。シャフトを選ぶ際には自分がどちらを重視しているか どの割合か を大まかでも把握している必要があります。

 <クラブの不思議な話>
 一時流行っていた「チタンアイアン」はどこへいってしまったのでしょう。最近ではニューモデルのアイアンにチタン素材は使われなくなっています。当初は高額なモデルに多かったのが 今や廉価版モデルにチタンが使われています。購入したユーザーを使ってのテストが成功しなかったのです。チタンは飛ぶという 嘘がばれてしまったのです。チタンは通常アイアンに使用されるステンレスや軟鉄より平均でも2.5倍軽い金属です。強度は有りますので薄く出来ますが長さを特に長くしないアイアンの場合 長さに応じてヘッドの重さを決まっています。例えば39インチのそれは240−248gの幅に無いと使い易いクラブ、ボールの重さに負けないクラブになりません。軽いから薄く出来るからといって3倍も大きなクラブを作ってしまっては重心の位置が同じく3倍の高さに上がってしまいます。地面に有るボールを打つわけですからボールの半径23mmより高い位置に重心が有っては高すぎて スピンも利きませんしボールも非常に低く打ち出される事になります。構造的にトップボールしか出なくなってしまいます。まあ通常のボールよりトップボールは飛びますから メーカーの言う「飛ぶ」というのがこれならその通りですがなんだかなあ?!ッテ感じですよね。わざとミスショットをさせるようなクラブを飛ぶクラブって世の中では呼ぶのですかねえ。 でメーカ−は考えましたソールに比重の重い異素材の金属を付けて何とか重心位置を下げようと。メーカーによってはタングステンやカッパ−等色々使い必死に重心高を下げようと努力していますがそれでも現在のチタン素材の平均重心高は21mm、それ以外は19mm この2mmの差は大人と小学生ほどの差が有るのです。アイアンが平均重心高を2mm下げるのに 約4-6年掛かります。 しかも当初 ヘッドを大きくして慣性モーメント=スウィ-トエリアを大きくするために使ったチタンが重心高の下げる工夫の為にその特色を失ってしますのです。慣性モーメントは周辺重量配分といって重心になる部分より出来るだけ遠いところに重い物(金属)が有るから大きくなる-キャビテイ効果が上がるのです。だから大きなドライバーヘッドは慣性モーメントが高いのです.ところが重心を動かす為に装着したタングステン等のおかげでその効果は全く無くなってしまっています。軟鉄等のアイアンは慣性モーメント2600g/cm2以上が普通で 今や3000を超える物まで有るのに チタンアイアンの平均は2200、物によっては2000をきってしまう物まで有ります。 メーカーにとってチタンブランドで単価を高くするメリットはあっても、ユーザーには殆どメリットが有りません。 ですから機能やクラブを良く知らない年配層を対象に超高額なアホセットに多用されると理解していて下さい。


<<ゴルフクラブとは全く関係ない練習器具のお話/ちょっと宣伝>>

実は私は今のお店を始める前 あの名の知れたレッドベターと言う人の練習器具を売っていました。今でも私は極東における独占販売権を持っているのですが この手の物は問題が多く 本当の話をすれば 例えば よく通販番組で 誰々が開発・発明したといっている物の殆どは その人が開発したわけでは無いのです。 エンドースと言って契約をしただけで 販促の材料でしか有りません。 まあご多分に漏れず 私の販売していた練習器具もレッドベターの名の元で売っているだけで 彼の開発では有りません。3機種有るのですが どれもそれぞれ別な人が開発した物です。 ただし そのひとつ当時の主力商品「ライトアングル」の本当の開発者はあの「ニックプライス」なのです。ちなみに「スウィングリンク」という商品は「ニックファルド」です。まだ当時は練習器具でプロ選手が一儲けするという概念がなく 単なる本人の練習用のものでした。二人とも頂点に立つ前はアメリカのツアーの中でもムラが多く それぞれ二人ともメジャーにはひとつずつ勝っていましたがスウィングには悩んでいたようです。レッドベターの元ではスウィングの理屈や難しいテクニックではなく 基本になる感覚を修練していたようです。

 スウィングリンクは似た形状や機能の物も数多く販売されましたが 「ライトアングル」については未だこの練習器具より効果のある練習器具は目にしていません。皆さんがいつも読んでいる雑誌やレッスンブック・ビデオでは色々なテクニックが解説されていますが いつも感じることは ある条件が欠落していることで この「ある事」が出来るという条件の元で話が展開されているように思うのです。

その条件とは「リリース」という事です。エネルギーを作り エネルギーを溜め エネルギーを解放するからボールは人力でもあんなに遠くに飛ぶのです。それにシャフトを走らせて使うから 色々なシャフトの種類があるのでしょう。 しかし 雑誌やレッスンブックにはそれが出来るという前提の元で 「リリース」そのものには一切触れていません。 確かにこの「リリース」というのが レッスンプロの唯一食べていける「本丸」ですから 公にするのはちょっと… といのはあるかもしれませんが ともかく何を見てもこの「リリース」もしくは「リリースする事」というのは触れられていません。

クラブを作る立場からすると この「リリース」さえ出来れば後はスウィングの形なんてどうでも良いような気がするのです。リリース=開放 とは別な言葉で言うと レット・イット・ゴー=行かせる です。そこの部分を省いてゴルフスウィングを考えてしまうと シャフトは「走る」ではなく「走らせる」になってしまうのです。 シャフトの走りは機能的に歪んだシャフトの復元そのものです。本来は復元ですから放って置いても勝手に行われる物の筈です。それを人間の動きとして促すのが「リリース」です。要するに「クラブに行かせる」です。この意味は自分の厳密には自分の動作ではなく 物や生き物を解き放つ という事に有ります。皆さんがシャフトを走らせるのを自分の動きとして 場合によっては「手を返す」、遅れたヘッドを取り戻すと考えているとしたらこれは「リリース」には該当しません。シャフトはあくまでも「勝手に走る」のであって「自分で走らせる」訳ではないからです。 でこの動きを教えてくれるのがこの「ライトアングル」なのです。私自身も体験しましたが 当然装着してボールを打つ事が出来ますが 始めは非常に束縛された感じでボールを打つどころでは有りませんでした。動かすと音がでる仕組みなので その音のでるタイミングに注意して練習すると何故か当るのです。しかも軽く振っているのにいつも通りの距離が出ているのです。でビデオに撮って見ると 何と今までに無く良い動きでは有りませんか? あとから気付いたのですが 器用で力のある右腕を使ってスウィングすること自体は正しいことなのですがダウンスウィングでは右腕を使ってクラブを動かすことではなく 作ったエネルギーを右腕で開放することが本当のダウンスウィングなのだ と開眼?しました。 日本で販売する前に撮影でニックプライスとも会いましたが 彼も自画自賛していました。 しかも彼から直接のレッスンというか「ライトアングル」の意味も伺いました。彼も「ダウンスウィングは解放の時間だから腕もクラブも解放してしまったほう良い。」と 「遠心力や重力を使って 少ない力でもっと飛ばせるようにするには<リリース>が不可欠」。と力説していました。下手なレッスンプロよりこの「ライトアングル」は自分の感覚の対し はっきりと間違った動きを教えてくれます。少し宣伝になってしまいましたが シャフトの使い方に悩んでいる人には是非!必ず役に立ちます。また「ライトアングル」に付いてくるビデオ(画質は悪いです。マスターテープを無くしてしまい…)は何と世界で私だけが持っている物(肖像権その物を持っているのでアメリカにも有りません)でニックプライスもチラッと登場しますが 全編レッドベターのレッスンビデオのような物で これだけでも見る価値があると思うのです。英語版では30分 日本語版では15分のレッスンで 主に「リリース」について実践し語っています。在庫はあとわずか です。

 しかし 何故どこにも「リリース」という意味もしくは言葉が出て来ないのでしょう?? 私がレッスンプロになったとしても この「リリース」さえあれば レッスンとして食べていけると思うのですが… 不思議です。


 ちょっと重たい このホームページのそのものがこんなに重たいのにもっと重たい 比重の重たい話題です。

<オーダーメイドクラブの究極の課題について>

オーダーメイドゴルククラブと言うと通常「自分に合った物」と考えられます。確かに体力・年齢等についてはまさにそれが言えると思います。そうでないクラブを選ぶことはオーダーメイドでは非常に稀と考えられます。しかし同じ重量や硬さでも色々な種類の物があります。

ちょっと長くなりますが、過去のお客様にこんな例があります ある日、30歳代の若い方がやってきました。

(実はものすごくこの内容の方は多く 同じ人が変装して来店しているのか?と思う位多く週に一人の割合でいらっしゃいます)

現在所有のクラブはまるで雑誌から出てきたような典型的なセット、つまり人気の高い 売れているクラブをバッグの中に揃えていました。やはり雑誌の読み漁りによりウッドはスポーツタイプのシャフトに取り替えられていました。ヘッドスピードは46msくらいですが 装着されているシャフトはスポーツタイプ(流行のシャフトのX)で結果は非常に悩んでしまう状態で、しかもフェアウエイウッドを含めもう1セットのウッドには全く別の性格のスポーツシャフトがリシャフトされ装備されていました。その方の一番の悩みは重い肘痛・腱鞘炎(人によっては腰痛)で 予算はいとわず「今のセッティングはバラバラなので将来に対し有効で 肘痛にならない。」物との要望でした。

分析した現在の状態は アイアンも含めたどのシャフトも殆ど撓らず「棒」で使っている状態、つまりシャフトがシャフトとしての機能を発揮しない状態ですから 当然その分人間(本人)の方が速くもしくは強く振らなければならない状態です。勿論肘痛の本当の原因は他にあるのかもしれませんが 現在のクラブセッティングでは肘痛を誘発しても肘痛を抑える要素は全く有りません。若い方ですからそこそこのヘッドスピードはありますが 本来使うであろう、本来機能する筈のシャフトの硬さを渡すと 「インパクトが遅れる」 と嫌ってしまう。シャフトの持つ復元性能に任せてヘッドを走らせるには少なからず 先ず撓らなければ走りません。但し現在撓らないシャフトを棒のようにして使う使い方では当然上手くいかない ピンと来ない つまり「自分に合っていない」感じがするでしょう。この場合、本人の「思惑」が未来や将来に対してで しかも肘痛は回避したい筈なのに ‘今’振り易いか どうかが 本人の選ぶ基準になってしまう訳で 確かに「今の自分」には合わないでしょう。

 で 必ずこの時に話題になってしまう クラブの顔 形 アイアンのスチールシャフト ほぼこの話題が出てくるパターンになってしまう。 この手のパターンはスタンド付バッグで 同じメーカーの同機種のクラブで揃っています。 

パターはキャメロンかオデッセィ 

ウエッヂはボーケイ とワンパターンで 

特にセットでキャロウエイを使っている人に多く 必ずと言ってよいほどキャロウエイのアイアンをスチールシャフトで使っていて ウッドは取替え引き換えで悩んでいる。このパターンの人は雑誌に書いてあることや人の言っていることをまるで疑似体験のように思ってしまっています。突っ込んで物事を考えていない場合が多く うわべの話が多くなってしまいます。それに該当かするかどうかは 

「ノーメッキのウエッヂの方が、スピンが利くのか?」

「シャフトのトルクは何の為に有るのか?」

「重心距離の長いアイアンは何故オフセット(グース)になっているのか?」

の質問を自分にしてみて下さい。  と話を本題に移して オーダーメイドの本質はその人の「思惑」による訳です。スウィングや努力を全くせずすぐに結果を出したい と言うのも正解ですし 自分のしたいゴルフスタイルに合わせ今は合わなくともそのクラブによって「導かれる」ことも正解です。

正解は自分の考え方次第で すぐに結果を求める選び方が一番簡単です。

そのクラブ・ヘッド・シャフトの持っている特性によって少しずつ時間を掛けて「洗脳?」されていく方法はその洗脳期間に働く人間の感情が許せない場合が生まれてしまう物です。せっかく「お金」を出して 「自分用」に作ってもらった筈なのに すぐには結果が出ない訳で 周りからも中傷される例も少なくありません。その「時間」や「期間」が人によって大きく異なってしまいます。そこの部分がオーダーメイドのクラブ選びの一番難しいところです。ある意味 驕っているつもりはありませんが ある程度長く付き合い 色々なコミュニケーションを取れていくと いずれ 最高の物を手にすることになります。

特に 私のセッティングコンセプトは

「振れる限り 重いヘッド重量を人間の力でなく シャフトの力で!」

と言うはっきりした特徴がありますので 全く反対のコンセプトのクラブメーカーのクラブを振り慣れている人には多少なりとも違和感を覚えるはずです。メーカーのクラブは反対にヘッド重量があると振り難くなってしまうゴルフクラブの取り扱いの間違っている人用のコンセプトで 出来るだけ振り難く無い様 ヘッド重量を感じさせない 振り遅れない(撓らない)クラブを販売しています。その方がシャフトの性能も問われないですから かなりのコスト削減になりますし クラブ開発し良いクラブを作るより 有名な人に使わせる もしくは上手な宣伝をする事により ユーザーが左右されるようになるので ユーザーを手なずけやすくしているとも考えられます。確かに その場では振り易く感じるクラブですが そのクラブは間違った使い方をしている事を容認するコンセプトの中から生まれていますから 正しいゴルフクラブの使い方 意味 真理 を学び取ることは不可能な物です。そのクラブを使って「正しいクラブ扱い」をすれば 良い結果が出ない訳ですから そのクラブで何万年努力・練習しても 「誤ったクラブ使い」からは抜け出て来られないのは必然となるでしょう。

私は「正しいゴルフクラブの使い方」

「ゴルフクラブの意義」を知ってもらいたいのです。 

例え すぐに結果の出るクラブを要求されても 私の基本コンセプトを軸にクラブを作りますから 気付かない内に 自分の力でなく シャフトの復元力によって ボールを飛ばす事になるでしょうし 今までより「飛ぶ」、もしくは同じ距離を今までより少ない「力」によって飛ばしていくことになり 結果 体も痛めず 力で打っていない感覚が実に付き 力みも消え始め 年齢を重ねても距離が落ち難くなるよう 考えています。クラブの持っている影響力は少なくありません。練習や努力より 圧倒的に大きいものです。練習や努力を否定はしませんが 誤ったクラブ扱いのせいで その練習や努力が自虐的に自分の体を痛めてしまうことも決して少なく有りません。前例で出てきている若者は誤ったクラブ扱いのせいで ある年齢になれば距離が極端に落ちるでしょうし ゴルフを辞めなければならないかどうかは分かりませんが練習や努力の量と比例して体を痛めていくでしょう。今痛めているのは肘ですが 当然 他の部分(手首・腰・首など)にも負担は増えてくるでしょうし クラブの本来の働きを知らずにいるので メーカーや他人に踊らされて何の脈略も無いクラブを買い続けることになると思います。決して今使っているクラブ もしくは過去に使ったクラブから何も学び取れず 次のクラブにステップアップするのでなく 宿無しが泊まり歩くような浮気心でクラブを「移り換える」だけで 自分とともに歩んだクラブでなく ただ取り替えただけ になってしまうのです。 オーダーメイドクラブとどのように付き合うか は重い話ですが その人の「ゴルフ人生」を物語っていると思っています。

2007年10月1日

スウィングとクラブのセッテイングについて

今日は珍しくエンジンが掛かっているのでスウィングについての考えを文章にしてみます。スウィングを語るのに体の動かし方を語るのはあまり好きではありません。

嫌いだと言うのと 体の動かし方を学ぶことが本当の本意ではないような気がするのと目的を理解し その手段として体を動かす その目的と手段を逆に錯覚しては真理は得られないと確信しているからです。クラブの各部分の真の意味 例えばロフトの意味やヘッド重量の意味を考えその意味から導き出された答えをクラブの動かし方として体現するそれがスウィングだと思っています。

またゴルファーの殆どが自分のも脳みそで物を考えることを辞めてしまっています。ゴルフだけに限らないかも知れませんが自分で考え局面を打開していくそれがゴルフです。自分の中に馴染んでいない 他人の言葉や他人の経験をハッキリ自分のものでない 他人のもの「知識」として利用しているのかまるで自分のモノの様に錯覚し 「知恵」として使ってしまっているのか でゴルフの技量には大きな差が出てしまいます。

ゴルフクラブの差によるクラブの動かし方には大きな差が発生します。

いま私の手元には有名一流メーカーのカタログが3部あります。それにはクラブの重心距離についての記述と挿絵がそれぞれ載っています。シャフトが装着されたドライバーあり フェース面上の重心点がありシャフトまでの距離 重心距離が描かれた挿絵が載っています。説明ではシャフトまでの重心の直線距離とあり 長いと安定し易い反面ヘッドが開き易いとそれぞれ同じことが書かれています。この挿絵と説明文を照らし合わせるとシャフトを軸として重心位置がその距離の弧を描きぐるりと円を描くことを容易に想像させますがもしその重心点が意図的でも自動的にでもシャフトの延長線上に入り込むとしたら果たしてシャフトを軸に重心点がぐるりと回ると同じ打ち方や動かし方になるでしょうか別な箇所でも何回か登場していますが 運動には慣性の法則が伴います。

重量直列の法則 重量物は遠心力が働くと同一線上に並ぶ という大人なら理論を知らなくとも 概ね知っている法則です。動かせばそうなるのに 動かす人間はそうでなく重心位置はその距離を維持したままシャフトを軸としてぐるりと回る と考えていたら上手く行くでしょうか?しかもその法則はクラブのヘッド部だけではなく 体の含めた別な部分にも必ず働いてきます。物を早く動かせば動かすほど一直線上に並ぼうとする働きはクラブを持った腕 肩から生えているその腕にも働くのです。ですから単にクラブを持った腕を速く動かそうとすればクラブも含めた腕は肩の高さに上がりたがります。その意思とは反した無自覚な作用が働く中で重心位置はクラブヘッドを動かすのとは異なる小さな回転をさせることがあまりに難しいことでは無いのでしょうか。

その方法とシャフトの撓りと自然な法則による遠心力の延長線上で打つことの難易度の違いは否定し切れないと思うのです。ボールを遠くに正確に飛ばす と言うやや願望にも似た目的の中でボールの飛ぶ方向 クラブヘッドの動かす方向 ヘッドの回転方向や回転速度を調整したうえで当たるフェースの場所や向きを調整することがボールを遠くに飛ばす と 正確な狙い通りの方向を両立させるでしょうか。

ヘッドを回転させるとその作用により ヘッドその物の動く方向や弧にも影響が出て 作る回転の半径は自動的に小さなものになってしまうことはさして難しい想像ではないと思います。それにより ボールの飛ぶ方向とヘッド自体が動く方向 ヘッドの重心点が動く方向と

3つの全く異なる方向が 作ったエネルギーを効率よくボールに伝え易いのしょうか?

トゥダウンと言う非常に自然で例外なく起こる現象を利用せずヘッドが緩やかながら回転しながら打撃する方法と放っておいても必ず起こるしかもいつも同じ起こり方のする現象を利用して打つのと 同じスウィングになるのでしょうか?エネルギーの伝達や効率 エネルギーのそのものの量や反復性安定度を見て 単純なクラブの性能を利用するのはルール違反でしょうか?それともスポーツ精神に反するのでしょうか? ありえません。

1.ヘッドの回転にはそれに正確に伴うロフトの変化 

2.ライ角度を含めたフェースの向きの変化

3.バンスの増減の変化がヘッドの回転量に比例して伴います。

4.ヘッドの回転に伴い 打つべき打点の高さも縦に小さな回転をするため少なくない変化をします。

しかもそれの難易度を強烈に上げるのがその回転の影響を受けながら移動するヘッドの通るラインや角度によって その4つのそれぞれが変化する割合 それぞれがいつも一定にならない割合が大きく影響を受けます。ゴルフクラブにはライ角度が存在する為ヘッドの回転には打点のミスの上下伴い余程の練習量がない限り 許容範囲の中で一定になるのは単なる偶然といっても反論は少ないと思います。この事柄が雑誌等で大きく何度も取り上げられないことや研究されない事はゴルフ業界全体の犯罪と言ってもおかしくないかもしれません。

また容易に想像がつくと思いますが 距離を得ようとヘッドの移動スピードやフェース回転の速度を上げれば上げるほど 2乗倍の割合で難しくなっていきます。更にゴルフクラブには重量が揃う法則により 上下左右に重心点が遠心力線上に揃う効果により 自動的にトゥダウンし 体に掛かるクラブの上への力を軽減する下への作用が働くよう まるで偶然のようにもし意図的に作ったとしたら天才的な機能が備わっています。

しかしヘッドを回転させることを前提に動かせば本来撓りによって発生するトゥダウン効果は発揮せず 撓りは逆にフェースが開いている間はずっとトゥアップとして働きます。これをインパクトに向けてロフトやフェースを閉じていくと殆ど中途がなく一瞬のトゥダウンの後 加速度的にまたトゥアップし始めるわけです。かなり速いスピードの中での出来事ですから殆どトゥダウンはその機能を発揮せず常時トゥアップが保たれていると言ってよいのではないでしょうか?

クラブメーカーやシャフトメーカーが宣伝に頻繁に使うインパクト静止画でシャフトが進行方向前に撓って見えるのは 前後方向にも重心の直線化現象は起こりますから 重心位置の深いドライバーなどはその重心深度分フェース面はシャフト線上より前に出ようとする効果で シャフトそのものが縦の円の中でグリップエンドを追い越すことは 減速や停止の運動がない限りは起こりえないと考えられていますし クラブの構造上ありえない動きだと私は認識しています。

ですから始めに論じたとおり 始めに体の動きあり ではなくクラブを正しく動かす為の基礎知識あり と言うことになります。

上記の通り クラブを願望としてこう使うと知っているのとその説明や挿絵、写真などから何となく判断しよく言われるスウィング用語とすり合わせて考える方法は非常に危険な無謀な方法なのです。

ゴルフクラブを買うときや始めにクラブを握ったときにシャフトの硬さ選定を間違わなければ 打点は自動的に握っているその延長線上にきますので どう打つかや どこに当てるかではなく 自動的にソコにくることを妨げないことが重要です。と説明を受けるのと勝手に自分で自然界に物理的に発生する法則を全く無視し常時クラブごとの重心距離分とシャフトとボールとの運動中での位置関係とその他諸々の難易度特A級のそれぞれの調整を同時にこなしながら とでは明らかに同じスウィングにはならないと分かって頂けたでしょうか?

ヘッドの重量と移動スピードによって現れるシャフトの撓り、ヘッドの遅れを横方向に対しては「ロフトの立ち」に変換し縦方向に関しては適材適所でのトゥアップとトゥダウンに変換するそれが漠然としていますがスウィングのひとつの目標です。

この二つの事柄は片方だけが成立することはなく 必ず両方が上手く行くか両方が失敗するか のどちらかしかありません。どちらが難しいかと言うと ロフトを立ちに変化する方がより難しい課題だと思います。ロフトの立ちの動きには時間と言う相関関係が大きく作用するのでスポーツで言う未来の想像力 ちょっと先1秒や1/10先の未来が想像できないと難しいものなのです。

上記でもおおよそ想像がつくと思うのですがゴルフクラブは自分が動かそうとするよりずっと多くのクラブが動いたことによる「影響」が存在するのです。

クラブをこう動かせば 望む望まざるに関わらず 必ずこうしなければならないがついて回ります。 ですからソコを逆手にとって 今ここにこの姿勢(ヘッド)でクラブが有れば必然的に次の「コマ」ではここにくると未来から想像してスウィング作りをして貰うことが 出来るようになった時に 苦しまず繰り返せるミスが発生したときやスランプが発生したときに自浄効果として自分ひとりで解決できる原因を解明できるスウィングつくりにつながっていくのです。

ではそうすればいいの? と質問がくるでしょう。

言葉で言うのは単純明快です。

何度か繰り返していますから飽きてしまうかもしれませんが

*クラブヘッドは歪な非対称の形をしています。

そのものを捻じらず その形どおりに使うことです。

*ゴルフクラブは長い棒の先に重さが付いています

その構造は重力に逆らわず重力を利用しながら動かすことです。

ただ縦方向にだけ動かしたのではボールを地面に埋める遊びになってしまいます。

ボールを打っていく方向というのが存在する限り それと同一の方向を作らなければなりません。しかもその運動には重力に反するという約束が付きまといます。この動きを人間の中で圧倒的な筋力を誇るお尻廻りで行い重力を味方に出来る縦方向の動きは腕で行う。それを上手に同時進行で行うため 少なくとも練習は必要になるでしょう。しかし 覚えてしまえば自然に存在するいつも一定の法則にのっとって行う手順ですから 練習と言うメインテナンスが物凄く必要とも思えません。加齢によるスピードや運動性能等の低下を補って余りあるクラブの基本性能を使えるわけですから 距離の低下が発生しても必ず解決方法は見つかります。なんのデメリットがあるのです。

必要なのは真実を知りたい 見てみたい と言う好奇心とその方法を実践できて 是非を距離と効率というご褒美で返してくれるクラブこの二つだけです。確かに縦横の動きを上手に同時進行させるためには幾つかのノウハウが必要です。

しかし それとて従来の体の動きではなく ちゃんとしたクラブへの理解によって生まれるだけで 上手く行かないのは 体が悪いわけでも ゴルフが下手なわけでもなく ゴルフクラブの理解 各単純な機能の本当の意味を理解していないか欠落しているか だけで そのスウィングを概ね出来ると思っている私も全く練習はしなかったに等しいですし 誰よりも球は打っていないと自信を持って言えます。

単純なクラブの意味とその機能 大まかな体のつくりを理解しただけに過ぎません。

クラブさえあれば その頭の中で殆ど全てが解決出来るのです。

多少の球打ちが必要ではありますが 豆が出来 地がにじむ努力は要らないと言えるでしょう。 かのいう私が一番努力と言う言葉が似合わないのですから。