世界に一つ 貴方個人のセットアップでより一層ゴルフをお楽しみください

オーダーメイドゴルフクラブとは一体どうゆう物?どんな仕組み?
 ゴルフスウイングはそう簡単に改良したり変える事は難しいと言うゴルファーの悩みに答えるべく 各個人が今の状態でベストな結果、より良い方向性、当然もっと飛距離が出るよう日々試行錯誤しております。取り扱い各メーカーの中より ベストなセッティングと結果をお客様とともに考え、選んでいきます。また ゴルフスウィングを考え 自分のしたいスウィングを実践できる もしくは何か目的を達成するため と言うこともクラブの仕事です。クラブを変える と言うことは スウィングを変えると 同意語とまではいきませんが かなり同じ意味を持っているとも考えています。ゴルフは他のスポーツと異なり かなり長い年月 楽しむことの出来るスポーツです。当然 将来に向けよいスウィングが出来るほうが良いわけで その「クラブ」を持ったが為に将来に苦労するというのはさけるべきでしょう。

 その為にゴルファーが知っていなければならない事が幾つか有りますので考えてみてくさい。今現在 ゴルフの球筋や方向性、飛距離で悩んでいる場合、多くの場合 多分60%前後 クラブの設定(セッティング)に問題が有るということです。つまり結果が出ていないくて困る原因は60%近くクラブにあると言うわけです。スウイングと同じく固定観念が皆さんのゴルフクラブ観をおかしくしている事が多いのです。  
 例えば・柔らかいシャフトはフックする?
    ・硬いシャフトは曲がらない?
    ・ヘッドのフェース面が硬ければ飛ぶ?
    ・フックするのはフックフェースのせいだ!
    ・デカヘッドは振り抜き難い。
    ・長尺は振り難い。

他にもいろいろ有りますがこんなことはみんな事実とは限りません。***のクラブは$$の人には向かない、という$$の部分が欠落しているのです。一部の人には本当かもしれませんがまあ一割程度でしょう。結果としてそうなってしまう理由・原因が他の個性に潜んでいるのです。  
 殆どの人が悩みが始めるキッカケとして新しいクラブを買ったことに有ります。新しいクラブを買う、当然集中的に練習する、始めのうちは上手く打てない、段々打てるようになってくる、と言うことは クラブへ固体物ですから大きな変化は起こりませんので 変わったのは打っている本人なのです。するとまもなく今まで使っていたクラブが上手く打てなくなる・・・思い当たりませんか。人間は使用する道具を当然上手く活用しようとします。どのクラブでも少なからず個性(性格)が有りますから、段々それに影響を受けてくると言うのは ごく自然な事だと思います。ですからクラブの個性を知ることが すなわち自分を知ると言っても過言では有りません。  
クラブには皆さんでも調べることの出来る沢山のDATAが有ります。雑誌等でも細かく載っているものも有ります。試打インプレッションなど殆ど役に立ちませんので(何故ならばゴルフ雑誌はゴルフメーカーの批評-悪口は絶対に書けないから、結局同じような言葉を並べて どのクラブも褒め称えなければならないからです) ゴルフクラブを見極める目を育てるのもゴルフの技量の一つだと思ってください。又 各ゴルフメーカーによってもターゲットの違いが有りますから気を付けて下さい。 では実際に気を付けて頂くDATAを並べてみましょう。

*ヘッドの体積/ロフト角/ライ角/重心距離/重心深度/重心高/重心角/フック角/フェースプログレッション/慣性モーメント/ヘッド重量
*長さ/シャフト硬度/シャフト重量/トルク/キックポイント/バランスポイント/シャフトの性格
(この部分だけは一般の方では比較経験が少ないですから把握し難いかもしれません。)
*セットアップした状態の仕上がり 長さ/重さ/スウィングウェイト
 ほぼ以上の項目からクラブの性格、適材適所は判断できるのです。では実際に選んでいく過程を追っていきましょう。
 まず一番始めに判断する材料は現在もしくは 今までにお使いになっているゴルフクラブです。今迄お使いのクラブを活用する為のゴルフスウィングを身に付けられているわけで、その性格をある程度受け継ぎ、しかも機能的により一層サポートしてくれる物でなければなりません。機能的にはもう要らない、新しければ何でも良い、違うクラブが使いたいだけと言う理由であれば 私どもがお手伝いできる余地は全く有りませんので どうぞご自由にお選び下さい。機能的に今の悩みを解決したい、より上のレベルのゴルフがしたい、スウィングも良くしていきたい、というのであれば クラブを選ぶこの機会に一緒にご自分のゴルフライフそのものも振り返ってみましょう。 本題に戻りますが 今まで使ったもの、これから使うもの、残して置く物、それぞれバラバラではなく全体の構成をよくお考えの上もしくは相談の上、購入すると言うことです。 
 次にクラブのその人に合う・合わないの一番のポイントは総合的にお使いになられる方の体力との相性です。18・27・36ホールやってもゴルフクラブによって足を引っ張られないような物、硬さであり、長さであり、重さでありコレも自分を含めながらバランスを考えて見てください。又 少し将来の事も考えた方が長く使えます!  それでは各項目ごとに説明していきましょう。

ヘッド体積
:キーになるのはどの位の長さでお使いになられるか という事です。体積が大きければスウィートエリアが大きい・広いというのは嘘ではないですが本当では有りません。お使いになられる長さが安心出来る大きさが良いでしょう。スウィートエリアの大きさは構造によって(現在は各金属面の厚みによるところが非常に多くなっています)異なりますので 慣性モーメントの欄で参照して下さい。又 アイアンはチタン等の軽量金属を使った場合、大きくなると重心が高くなって使い難くなる事も有りますので注意してください。(重心高をチェックして下さい)
アイアンでは中空構造の物は重心は深くなりますが 重心は高くなりがちです。いっけん易しそうに見える中空アイアンですが現時点では割とハードヒッター向きといってよいでしょう。 その重心の高さを補う為に異物・重量物をソールや後方の装着すると今度はモーメントが低くなってしまい ミート率に敏感なクラブになりがちです。ご注意下さい。

2000〜2003年の間にドライバーヘッド体積の増加/大型化に伴い ヘッドの割れ等の破損が非常に増加しました。ある機種などはほぼ100%に近い破損率でビックリしたほどです。2006年の現在でも有る程度割れるヘッドは出てきますが 2003年以降その対策として施されたヘッド重量の増加(金属の肉厚アップ)によってかなり改善されたと思われます。 がしかし2006年に入りSLEルールが公になり始め 反発係数対策として単純にヘッドの軽量化が出てきました。先にお断りしておきますが 反発係数はヘッドの素材やフェース面の厚み、形状は一つの要素として存在しますが基本的に力の伝導率ですので クラブヘッドのモーメントはもっとも大きなファクターです。 そのモーメントを下げる一番の手段が軽量化、物理的に言えば直接モーメントを下げてしまう方法です。

しかもその関係するルール等により ドライバーの機能の開発にストップがかかった状態になっていますので ドライバーの飛距離アップは長尺化によって進むと思われます。 長尺にするのにはヘッドの軽量化が不可欠です。

45インチの平均ヘッド重量は193g(軽い!)なのですが 46インチにするのには最低でも5gのダイエットは必要です。 しかも当然ヘッドの大型化はルール一杯まで進むでしょうから またヘッドが割れる時代に突入するのです。

ロフト角:現在のドライバーはスピンを抑えるため、非常にボールが上がりにくく?吹け上がりにくくなっています。5年前のドライバーより各メーカー共に表示よりも2度位低い弾道になりますので注意してください。ヘッドスピードもしくは加速力の少ない方が割と短めの長さでドライバーを作ると上がりにくいので注意してください。 これも注意点が必要なのですが アドレス状態のロフト角度はあまり役に立たないのです。使っているシャフトの硬さによって実際のインパクトロフトは変わってしまいます。

ライ角:アイアンだけでなくドライバーもボールを捕まえる大きな要素になっています。ライ角+フック角+重心角の合計を比較して数値の大きな物ほど捕まり易いと判断して良いと思います。

重心距離::かなり重要な項目です。シャフトの中心線からのスウィートエリア(重心)の距離(垂線)を指します。ある意味重心距離はヘッド重量の一部と言っても良い程、重要です。同じヘッド重量であっても 重心距離が長い物の方が実際にボールをインパクトする時のヘッド重量は多いことになります。 しかも重心距離により、シャフトのたわみ、垂れ方も異なってしまいますので 出来るだけ統一する重心距離のクラブをセットにすることは重要です。

よく自分の打っている打点によって重心距離を選んでしまうことがあるのですが 重心距離はシャフトの硬さと密接な関係があるため一概には打点を意識する必要はありません。シャフトの硬さによっては変化しますので ヘッドスピード・シャフトの硬さ・重心距離と3項目の組合せで考えてみてください.(多分 私どもプロの助けが有った方が良いでしょう)  

又 13本(パターを除く)に重心距離の大きなバラツキが有るとミスの大きな原因がなります。その中でもドライバーの重心距離が一番短めで、クラブの長さが短くなるごとに距離が2-3mmの幅の中で長くなっていく というのが理想です。性格的には 短いもの(35mm以下)はヘッドの廻りが素早く操作性が高い、長いもの(39mm超)はダウンスウィングやトップの位置でヘッドが開き易く操作性は低い分安定度が高い、 又 ドライバーではヘッドスピードの速い人が余り極端に重心距離の長いもの(42mmを超えるような)を使うと振り遅れの原因になります。逆にヘッドスピードが速くフックや引っ掛けに悩んでいる人が短いものを使っている例が世の中には多いですが、気を付けて下さい。 一般的には重心距離が長めで他のポイントにつかまる工夫のされている物が易しいとされています。

ここで少し誤解を解いておかなければならないと思うのですが 確かに重心距離によってヘッドの回転半径と言うか回転するのに要する時間は異なります。がしかし 現在のゴルフ用品には殆どヘッドを回転・ローテーションさせなくとも ちゃんと打てる機能が満載されています。別なページで解説していますが 特にする必要が無いのならば無駄は省いてしまったほうが簡単でしょう。それでも重心距離によって差が出てしまうのはスウィング中に重心の位置に単独で掛かる下への重力の問題なのです。同じ仕様で重心距離の長い・短いと言うクラブをスウィングすると長い物の方が重く感じやすい と言うか スウィングしてボールを打つために自分の動かそうとするヘッドの方向とまったく別な力(重力の下に対する)が重心距離の長い物ほど大きく掛かってしまうからで 当然スウィングタイプによっても異なりますが 概ねヘッドを開いて上げてローテーションを多用するスウィングタイプでは重心距離の長さの作用はスウィングするのにマイナス要因となり ダフリやプッシュ・スライスの原因となります。はじめからヘッドを回転させず・少なく回す人にとっては逆に重心距離そのものではなく重心距離の長いクラブの持っているほかの特性が有利に働くことが多いと思います。この重心距離がクラブの項目の中で一番その人のスウィング次第と言ったところで 各人によって非常に注意して選ぶ必要性が有ります。重心距離によって働く重力の方向が 実際にヘッドの動かす方向とで異なるため どの道 その重心距離によって動かす 仮想の方向と実際の方向に大きな差が出てしまいます。 要するに今手にしているクラブの重心距離を正確に打つためのスウィングを覚えてしまうのです。ですから単品の重心距離を注意するのは勿論クラブ全体の重心距離の関係を無視することは当然出来ません。

またゴルフクラブのニーズや製造面の部分でも短い物と長い物では大きく性格が異なります。 ゴルフクラブを上下に二つに割ってみると(イメージ内で)ソール部分のある下側の方が大きく(重くなっています)。左右に割ってみるとネックの無い部分の方が広がっています。そのことから考えると低重心にするにはある程度重心の長い物のほうが構造上適していますし、重心距離の長い物の欠点-重心角度が少ない を補う為、重心深度も取ることになるでしょう。 また重心距離の短い物はニーズの問題で機能ではなく「形」「見た目」が重要です。あらかじめ機能は無視?犠牲にした上で設計されています。


重心深度
:方向性と打ち出しの角度を司る項目です。一般的に誤解されていますがスウィートエリア(慣性モーメント)の大きさよりも方向性に大きく影響があります。但し数値が大きくなってくると球の上がりやすさ(弾道の高さ)も一緒についてきます。目安としてはドライバーで35mm前後・アイアンで3mmが境になると思います。特にドライバーではすべてのスペックに中で唯一球を上げる方向に出来るのがこの重心深度です。ドライバーで重心高が低く、慣性モーメントが高い場合、この重心深度を浅いものを選ぶと球が上がり難くなってしまいますので十分注意してください。まあ慣性モーメントを除けばこの10数年でクラブの易しくなった変化のある部分そのものです。余程ミートに自信のある人 例えばプロ 以外には重心深度が深くなってクラブが難しくなることはありえないと言っていいほど重要です。方向性・上がり・つかまり すべてにおいて影響を及ぼしますが唯一欠点として微妙な距離調整が利きにくくなってしまうのは否めません。アイアンでは主に方向性とボールの上がりに影響が大きいですから ミート率に自信の無い方は深め(ウッド37mm以上、アイアン4.5mm以上)の物をお勧めします。

重心深度メカニズムはシャフトのトゥダウンのメカニズムを同じで 物体は遠心力の掛かる状態になると重量が一直線上に揃おうとします。それによりトゥダウンが起こりますが 横方向にも重心深度と言う物が存在し フェース面よりも3センチ以上右に実際の重量点が存在するわけで その重心点とシャフトに掛かる遠心力は一直線になろうとしますから フェース面自身はその分前(左)に出ようとします。 よく写真等でシャフトはインパクト付近で前に撓る、もしくは撓り戻る 様に見えますが 実際には重心深度分だけ前に出るだけです。

それによりクラブにはロフトが付き、ボールが上がる。インパクトロフトが増えることにより弾道が安定し ミスが軽減する と言うわけです。


重心高:アイアンの場合、一般的には低いほうが易しいでしょう。18.5mm位が目安になるでしょう。ヘッドスピードが速い方はあまり神経質にならなくても大丈夫な項目です。ドライバーとフェアウエイウッド(以下ウッド)ではこの点で違いがでます。インパクト時にドライバーはシャフトとボールと言う2点で支点となりますが、ウッドは地面という3点目が加わります。ですからウッドはアイアンと同じ感覚で選んで良いでしょう。ドライバーに関してはここ2-3年で急激に低重心化が進んでいます.かなり誤解されていますが 低重心のドライバーはスピン性能が非常に低く 飛びますが反面弾道は低くなります。アゲインストでも負けないと言う事は浮力(空気抵抗)の元であるスピンが少ないと言うことですから。有効打点距離という新しい用語が使われていますが 低重心率(ヘッドの厚み/重心高)と考えた方が簡単でしょう。間違いなく低いほうが飛びますが、どこかの項目 例えばシャフトの長さ、球を上げやすいタイプのシャフト、ロフト、重心深度、フェースプログレッション等で上がりやすさを加味した方が無難です。 又 球の曲がり具合は分子/分母の関係で 横回転/タテ回転ですから 曲がりの大きな人はあまり無理をして分母を小さくしないほうが良いと思います。

ここも少し複雑な要素なのですが ウッドであればドライバーと同じ系列のウッドを選ぶと、必然的に同じような重心位置になってしまいます。ウッドにとっては 当然、重心の低い物は有効ですが ドライバーとなると限度が有ります。キャロウェイのERCが登場した当時は重心の高さ比率は限りなく50%を割ろうとしていました。実際に50%を下回るものも存在しました。 

重心の比率は55%位を境にそれより低くなってしまうと 低スピン化に伴い 弾道の上がりの抑制に他に ミスショットに対する耐性も極端に低くなってしまいます。「飛ぶんだけど…。バラつきもね。」と言うクラブになってしまうのです。その当時からすると大分低重心率もリバウンドして現在55〜60%で落ち着いています。

ウッドの組み合わせを考える場合、その他の要素が極端に異ならない限り異なる系列のドライバーとウッドを選ぶほうが懸命です。

またアイアンについても同じことが言え、ロフト角度と重心高は非常にスピンに対し 大きな役割を持っています。フルショットをするアイアンには低/深重心は有効ですが 距離の打ち分け/中途半端な距離を打つウエッヂの場合は少し異なります。 あまり低/深重心が過ぎると距離の打ち分けを司るスピンをコントロールし難くなってしまいますのである意味アイアンとは違う機種の方が使いやすいのでは と思っています。


フック角
:捕まり易いドライバーの代名詞になっていますが、上記に有るプル角の一つの要素です.どちらかと言えばスライスしなさそうと言う視覚的な安心感への役割のほうが大きいのではと思います。

フェースプログレッション:数値が大きな物ほどフェースが前に出ていると言うことです。効用はボールの上げやすさです。ドライバーの場合、各モデルでも差が少なく見落としてしまっても大きな影響は出ません。しかしアイアンでははっきりと差が出ます.アメリカのPGAプレイヤーは通称グースの少ないストレートネックを好んで使います。これはフェアウエイでも少し球の沈む洋芝が原因であると考えられます。また日本に比べるとグリーンが速く球のスピン+高さが無いと球がグリーンで止められない為と考えられます。 日本ではそのような状況は少ない為、どちらかと言えば 球の捕まりに使われることが多くあります。 グースは捕まる と.グースネックのアイアンは廻り易いからと理解されている方が殆どですが、それは過りです。廻り加減で言えば全くの反対、本当の理由はインパクトのタイムラグ(時間差)に有ります。遅くなればフェース面の向きを戻り易く、ロフトも立ち加減になります。 距離の出したい人は自分の球の上がり加減と相談しながら是非利用してください。

慣性モーメント
:この項目は現代のドライバーの一番特筆すべき点です。その前に皆さんの持っている大きな大きな誤解にいて触れなければなりません。チタン素材は硬いから飛ぶと言う点です。2-3割はあっているのですが大方は嘘です。例えば 弾きがいい とか 反発力が高い なんて ちゃんとしたチタン素材である限り大差は有りません。皆さんの使っているボールがゴムもしくはプラスティックである限り差は非常に出難くなっています。 最近キャロウエイ社がE.R.C というドライバーの宣伝文句に飛びのフェースを手に入れた といっていますが、この言葉には嘘がかなり多く隠されています。フェースが薄くてスプリング効果が有ると言うのは大嘘です。ドライバーの平均インパクト時間は1/3500秒です。 スプリング効果があるとすれば事前に少し凹んでいないとインパクトに間に合いません。 フェース面が薄くて、その他の部分が厚いから キャビティ効果が高く-慣性モーメントが高い-インパクト時ヘッドがぶれない-エネルギー伝達効果が高い-ボールの初速が速い-スピン量が少ない だから飛ぶのです。 まあ 私個人の意見とすれば このような嘘の広告を表看板にするクラブは良いと言うことは過去に有りません。例え ヘッドは良くてもキャロウエイお約束のパッとしないシャフトが入っているのでしょう。 それと例の違反クラブ問題は確かにフェース面をその他の面より薄くして慣性モーメントを高くすると飛ぶようになります。ですから当然フェース面肉薄戦争になります。がそのフェース面の薄さにおいて日本のあるメーカー所有している方法を使わないと限界になってきているので独占市場になってしまいます。フェース面肉厚3.4mm以下でのパテントを所有するメーカーにパテント使用料を全メーカーが支払うことになってしまうでしょう。ですからビジネスを優先させるPGAでは違反、優先させない純粋にルールはルールとして扱うR&Aでは合法となってしまうのです。そんな「しがらみ」が理由ですから飛ぶから違反なんて踊らされないで下さい。テスト結果ではERCは特に優れてはいません。一体日本のマスコミ、ゴルフ雑誌はどうなっているのでしょう。
もう一つ慣性モーメントについて大きな誤解があります。大きな数値だと方向性が良いと言いますが そちらは重心深度や他の項目の方が大きな役割を果たします。大きな数値はエネルギー伝達効率が高く-飛ぶ!飛ぶことに非常に大きな役割を持つのが慣性モーメントです。 効率的にはヘッド容積の10倍の値が目安でしょう。45インチが主流の現在では 400cc以上 慣性モーメント3800g/cm2以上がお勧めです。

ヘッド重量
:使う長さが決まれば 体力に応じて決まります。45インチでは190-195g位 46インチでは190g-185gですね。 約1.5g違えばスウィングウエイト 1-ポイント変わりますから 当然使用するシャフトの硬さによってアレンジするわけです。原則的にはヘッド重量は振れるのであれば重いほうが作れるエネルギーが多く ボールを飛ばすエネルギーは単純に質量×スピードの二乗 ですのでヘッドスピードを努力によって上げるより割りと安易に増やすことが出来ます。しかしゴルフクラブの構造上 棒の先端にあるこの重さは振りやすく 物体を動かしやすい という縛りがある限り それぞれの人には当然限界があるわけで クラブ扱いによってもその限界点は非常に大きく異なります。体力 腕力 年齢よりも いかに重量に掛かる重力をボールを打つと言うことの中に取り入れられるかによって大きく異なります。重力は当然地面に対し垂直に発生しますから スウィングを通して動かされるクラブヘッドの動きとは一致しません。ヘッドを重力に対して働くこの垂直の動きから離れた角度にすればするほど へっどの重量はボールを飛ばすエネルギーと言うより ただの足枷 負荷になってしまいますので スウィングプレーンと言うか クラブ扱いによっても 異なるということは理解してください。重さが負担になり難いスウィングと人にとってはヘッド重量で 負荷になってしまう人にとってはスピードで ボールを遠くに飛ばす と言うことになります。 但し 重さがあまり負荷にならない人にとってはシャフトという強い味方があり シャフトを利用できれば(負荷にならない使い方が出来る人は間違いなくシャフトを利用できます) それほどヘッド重量の増加はトラブルにはなり難いのではと考えます。

<クラブの構造ばかりの難しい?話ばかりなので たまには 人間らしい葛藤について書いてみます。> 以下の事柄はノンフィクションで勿論名前は偽名ですが かなり思い当る方もいらっしゃると思います。
<話は4〜5年前にさかのぼると思います> 今回の主人公の簡単な経歴からお話します。仮名安藤さん 年齢42歳 男性 個人事業主 スポーツに関しては非常に優秀でゴルフではありませんが あるスポーツに関してはスペシャリストだった?のか現在もそうなのかは詳しくは分かりませんがともかく秀でています。 その方がある友人の紹介で「ハミングバード」にやってきました。来店当時の安藤さんのクラブはご多分に漏れず ほぼ全機種が同じメーカー(ゴルフバッグまでも)しかも アイアンがスチールシャフトという状態でした。運動神経には多少なりとも自信があったので 特に誰からも教わらずに練習場でボールを打ち 普通のゴルフ 普通の距離といったところでしょうか?! しかし ちょうどお持ちのクラブではドライバーヘッドが段々と大型化してきているご時勢のあおりを受け ティーショットがスライス(本人曰くビッグスライス)から逃れられず 非常に悩んでいらっしゃいました。またフェアウエイウッドというのも苦手にしていて バッグに入っていてもコースで積極的に使うことは無いとの事。平均的な事ですが アイアンは買い換えのサイクルがドライバーのそれに比べると長く アイアンは短重心距離のスチールシャフト・ドライバーは「飛ぶ」と噂の大型ヘッドの軽量シャフト その重心距離の差は 7ミリ近くアイアンのほうが短い物でした。誰もがそうですが ゴルフをやり始めた頃は詳しい理論やメカニズムを知らずに実際ボールを打ちながら徐々にゴルフクラブに慣れていきます。はじめに手にした もしくは夢中になったときに手にしているクラブの影響というのが将来色濃く影を落とすのです。安藤さんの場合 運動神経の良いこともあり すぐにそこそこボールが打てるようになりますが 殆どこの「アイアン」で練習した事と 当然クラブはテークバックで放っておくと開くことを知りませんから フェースを回転させるスウィングを覚えた もしくは覚えることになります。そこへ持ってきて時代の変化で
大きくなった容積のドライバーが「易しくて飛ぶ」と聞き しかもそれがその時使っているアイアンと同じメーカーですから飛びついてしまった訳です。
そこでまず選んだクラブは重心距離の長いセットです。ただ重心距離が長いだけでは違和感ばかりになってしまいますから 超大きな慣性モーメント 低重心 深重心と 現在でもトップクラスのヘッドを選びました。練習そのものと非常に好きだと聞いて 独学で進んでしまう可能性を考え とりあえずシャフトには簡単な軽い重量の 撓りますがその撓り量は少なめで 戻りの速い 特にクラブ扱いは重心距離に慣れれば良く シャフトは今まで通りの使いかたでいける物を選びました。しばらくすると アイアンも最高 フェアウエイウッドも打てるようになり好きになり始めたとの事 がしかし以前ドライバーはスライスから逃れられず「悩み」は更に深刻になり 飛ばなくても良いから真っ直ぐ行くドライバーが欲しい と言い出しました。私も含め 周りからは代位反対を受けましたが スライスの出ないアイアンに悪影響を与えない程度の短さの短い重心距離 非常に重心角と多い アップライトなクラブと いうドライバーヘッドに変更しました。更に本人曰くシャフトが柔らかく インパクトに遅れるとの要望が高まり シャフトも少し硬めの物へと移っていきました。(硬めというより撓らない物) 確かにスライスの頻度は減ったようなのですが 当然といえば当然その分引っ掛けやフックに悩み始め 挙句振らずに当ててフェアウエイを捕らえる方法を編み出したようで 今度は「飛ばない」事に悩み始めました。安藤さんを紹介してくれた同じ年齢のその友人にはるか置いて行かれてしまう と。 そこで 本人とよく時間を掛けて話し合い 本来のゴルフのクラブへの転換を考え始めます。本来ゴルフクラブは 棒の先に重量の集中した扱い辛いものです。最低限度の振り難さで押さえたクラブの動かし方とシャフトの持っている復元力(走り)によって補い ボールを正しく遠くへ飛ばす事を目標にすることより 本人のゴルフクラブの歴史の中で一番重心の長い ヘッドの利いた(ヘッド重量の重い) 重量のある 走るタイプのシャフトで セットし直しました。当然作ったこちらの立場では ある意味挑戦ですから 多少なりとも時間は掛かりますし 結果がすぐ出るはずもないと認識しています。最低でも2〜3ヶ月 半年掛かっても不思議では有りません。安藤さんのクラブ扱いでは ヘッドは重量と重心距離のおかげで重い動かし難いものだし 走るシャフトだから今まで以上に撓るし そのシャフト重量も重いのですから。 何とかフェアウエイウッドもしくはアイアンは持ち前の運動神経でこなしていましたが ドライバーは少なからず距離&スライスからは脱出できていません。仕方ないといえば仕方無いのです。 そのまま時が経つのを待てばよいのですから。それから2ヶ月程度経った時に ひょんな事から その安藤さんがゴルフ会員権を手に入れます。会員権を手に入れたことは非常に良いことなのですが 今回のこの状況で手にする会員権の中で一番悪いコースに当ってしまったのです。そのコースは山岳系のコースで距離よりも正確性を必要とされるコースです。例えば もしパープレイ回るとするならば ドライバーを200ヤード飛ばす事よりも 170ヤードで良いから決まったところに落とすコースで フェアウエイを外すとラフや森林ではなくコースが存在しない フェアウエイしかないコースなのです。しかも超アップダウンが激しく 平らなところから打つ可能性は皆無で ミドルホールでは6番アイアンでティーショットを打っても セカンドはウエッヂになってしまうほど転がってしまうようなコースです。 と 安藤さんはそのアップダウンのあるコースを攻略するため 上手く打てない4番アイアンを辞め 9番ウッドが欲しくなりました。少し難しい話なのですが フェアウエイウッドのヘッドには2種類のヘッドがあります。スピンでボールを上げるタイプと スピンを掛けず打ちだしでボールを上げるタイプ(通称飛ぶタイプ)です。9番ウッドが存在するフェアウエイウッドという事は即ちスピンの利く要するに高重心のクラブということです。ゴルフクラブは構造と形状の問題でヘッドそのものでスピンを利かせる高重心タイプは必然的に重心の短い物に残念ですがなってしまうのです。そうすると今現在 安藤さんの持っているクラブとはまったく違う相性のまったく別な重心距離のクラブがバッグの中に存在することになり 手に入れたそのコースの状況から その9番ウッドは非常に多用するようになってしまいます。 私本人が安藤さんの話から総合すると まず現在スライスよりも引っ掛けに悩んでいる状態で ドライバー 一番ロフトの立ったウッド 一番ロフトの立ったアイアン この3本が上手く打てておらず その9番ウッド という発想に行き着いた 事より考えると この3本のクラブが打てていない要因は必ず共通で 原因が長さであれば 多少構造の違いはあってもアイアンより長い9番「ウッド」という発想には至らず ましてや現在所有のロフトの有るほうのフェアウッドですら上手く打てていない筈なのです。基本的にはスライスと引っ掛けは同じカードの裏・表ですから タイミングの違いによって 折々に発生します。スライスしたくない症候群であれば「引っ掛け」を選ぶでしょうから ロフトの無いクラブ程 引っ掛けたときに痛手は大きいのですから当然苦手になるのでしょう。ですから ゴルフを易しく 楽しくするために 9番ウッドというのは大変良いことですし 諸手を上げて賛成ですが よく話しあった結果選んだクラブの基本コンセプトからすると すぐに安易に飛びつくのは納得出来かねるのです。4番アイアンは7番アイアンほど打ち易くは有りません。でも今回はその4番アイアンが打てない原因と スライスに悩み 距離に悩んで 行き着いた答えを 無視してしまう決断と 私個人は思うので 実行には移すつもりは有りません。  確かに 折々にあったその葛藤は人間として・一ゴルファーとしては非常に理解の出来る苦しい物ですが… また商売ベースでいけば 脈略も無く 悪影響を与える 与えることが明白な もしくはその時だけに有効な付け焼刃的なクラブをお客様が本人の意思で選んでいるのに反対する必要は無いかもしれません。多分殆どのお店が反対せず 売ることにしているのでしょうが… どうするのがベストな道か私には分かりませんが もし自分が逆の立場なら 自分の「欲しい」「必要だ」と思うものを反対されずに売って貰った方が良い、反対するのは余計なお世話だ と思う反面、将来の為にならないと明らかに分かっているものは「ダメとダメな理由」を教えてもらいたい とも思うのです。皆さんはどうでしょうか??!!

ゴルフクラブやゴルフスウィングには例外なくすべてが丸く収まるポイントが存在します。 またその逆でひとつが上手く行かないと全て駄目になってしまう
ポイントと言うのも存在しますし そちらの方が圧倒的に多いと言うの事実です。歪んだものの解決策は歪みをなくし整形し直す事で歪んでいないように見せかける
ことでは断じてありません。ましてや自分を騙しても何の得もないのですが…。例を挙げてみると 何回か書いていますが シャフトの撓り、ヘッドの遅れを
ロフトの立ちに変換する。ロフトを立ててボールを打つ 確かに一番重要なボールヒットのポイントです。それを意図的に人間の動きのみで作ってしまったり
ボールの位置で作ってしまえば 必ず弊害のような副作用のようなものが根深く発生します。 ロフトを立てるために必要以上にボールを右寄りに置けば 
速い時期にボールと当たってしまうことによりボールが右に飛び出易くなってしまいます。 その上で狭いスペースで動くことも加味すると その反対の左への
飛び出しの可能性も右の回避を含め生まれてくるでしょう。ボールの位置がウッドと明らかに異なるため 基本的にタイミングや動かすルートの
異なる二つのスウィングが生まれてくることになりますから 上手く行かなくなった時に解決するのは格段に難しくなります。
右にボールを置くことにより 必ずアドレスやグリップにも悪影響が出てきます。それらが怖いのは気付かないスピードで自分に変化を与えることです。
少し変わり始め ある日突然 今までの感じや距離、結果を失ってしまうのですがその原因はあまりに少しずつなため馴染んでしまい 究明することが出来ません。
俗にいう本末転倒です。

別な話です。
スライスするが故に宣伝に乗っかって重心距離の短い ややアップライトなクラブを購入します。アップライトなクラブで重心距離の短さによりスライスを抹殺しようとしていると言うことはヘッドターンさせることがスライス解決の近道だと思っているのでしょう。多分シャフトのやや硬めの選ぶ可能性も含まれています。
ヘッドターンさせるのにはボールからあまり離れて立つわけには行きません。ヘッドターンし易い アップライトなクラブは必ずヘッドの移動の弧が小さくなります。これらが時間と言うスパイスの中で何を生むかと言うとボールとの立ちの接近を
生みます。ボールと近くに立つことが短期的にはそのクラブを活用しスライスを消す方法ではありますが 近くにたって打ちそれが上手く行き ドローのような球が出始める頃にはボールがやや右目でずれてきているはずです。引っ掛けも出るようになっていますから アドレスの向きもそのクラブを使う前より右向きになっている可能性も出てきます。 ボールとの距離が変わり 置き位置が変わり立ち向きも変わり 多分ティーアップの高さも変わっています。
この変化は割と時間を要しませんが それぞれがほんの少ししか変わりませんから以前の写真でもない限り 当人もいつもの仲間にも気付かないでしょう。
その影響は背筋が寒くなってしまうほど根深く発病はある日突然時間が立ってやってくるのです。突然スライスと引っ掛けが止まらなくなります。
全く原因は分かりません。昨日までドローだったのにどうやってもスライス/引っ掛けから逃れられません。長い時間を掛けスライス 実際には単なる当たり損ねですがその条件を全て満たしていったのですから。そんな人がデカヘッドの加齢に応じた柔らかいシャフトのドライバーに買い換えたら
生殺しと言う地獄が待っています。ただ上がるだけ 今のクラブは相対的に当たり損ねてもスライスにはなり難いので
弾道はスライスにはなりませんがただポッコンと上がりぽとりと落ちるだけ実質お世辞上げ底がなければ180ヤードラン無しの恐怖のドライバーショットになってしまうでしょう。そのドライバーショットがどれだけその人のこれからのゴルフ以外の人生に悪影響を与えてしまうか その人の寿命にまで影響を与えてしまうのでは
ないでしょうか。

別な箇所でも書きましたがゴルフクラブはそれぞれの機能が存在します。
機能それぞれはある程度密接にリンクしているのですが とりあえず切り離して今回は考えて見ましょう。
重心位置(点)と言うのがあります。重心は低いとボールが上がり易い と言われます。勿論インパクト時にその位置とボールとの関係が作るベクトルやエネルギー伝達において低い方が上がり易いというのは嘘ではありません。
しかし重心位置が低いことはある条件が満たされた上でボールが上がり易い要素を満たすのです。 その条件とは 重心点はシャフトの延長線上 正確には握った棒の遠心力延長線上に一直線に並ぼうとする自然な働きのことを指します。
故に重心が低かったり 深かったりすると 実際のインパクト時にロフトが増えた状態ヘッドがボール側に出た状態で当たろうとするからです。ですから重心を深く低くするヘッドは総じてソールの幅は広いのですが殆どが標準的なものと比べるとスクープソール、バンスの利いていない構造に
なっています。それはオリジナルでバンスの利いたクラブだとロフトの増える分バンスも増えてしまうのでインパクト前に不可抗力でダフってしまうからです。その効果の強いフェアウェイウッドやユーティリティクラブは当然より一層スクープソールが強くなっているわけです。そういった意味合いや見た目のかっこよさも含めてソールを広くせず重量物で重心点を低くしたり 深くしたりしているのでしょう。その効果を計算して作られているオリジナルの初期のロイコレFWは秀逸です。ソールを馬蹄形にしている為 ボールを打つまでバンス部分が存在しないのでヘッドは地面と接触しません。またクラブとして販売されているFWとしては格段に
柔らかいシャフトが装着されています。ツアーADで言うとL相当のフレックスが純正ロイコレのSR相当です。コレであればヘッドの自身のグリップエンドとの遅れが作りやすく入射角度を作りやすくなります。勘違いしたアンちゃんが捻じってロフトをつけて入れてきてもバンスが存在せず 正しく入れればロフトが立つという7〜8年前であれば 本来当たり前の 廻りのクラブから見れば画期的な2000年位のモデルで さすが賢見さん!て感じでしたが それに負けじと残り主要メーカー全てがドライバーと別なFW単独機種で全て似たようなフレックスを採用した為 今ではロイコレは存続していること自体 ゴルフ業界の七不思議のひとつと言ってもよくなってしまいました。

重心点の話に戻りますが その重心点のあるヘッドをシャフトの軸を中心に重心点が回る 重心距離の維持したままヘッドが回転すると勘違いしている人には
その重心点の持つ 深さや低さは殆ど意味を成しません。クラブが捻じられず 自然な法則にのっとり 重心点が遠心力とつながろうとする働きにより低かったり深かったりすると ボールは上がり易くなるのですがそれをターンさせる動きの中で利用しようとすれば 開発意図とは全く違う働きに
なってしまいます。 ターンさせるのには元々のその位置や姿勢を保っていてはターン出来ませんから いったんヘッドを右に回転する動きを作ります。
右に回転させるとシャフトと重心点の関係が必要以上に右左に分かれます。
実際に左一本でクラブを持ち 普通に持つのと 90度右に開いた、フェースが上に向いた状況と を比べてみればその差は分かると思います。右を見ているほうがクラブが重たいのです。 しかもそれにはダウンスウィングと言うその反対の左回転の動きが始まります。シャフトと重心点との位置関係に左回転×スピードとくれば その重さはスピードごとに倍以上の変化が起こってきます。 特にクラブの横回転に対し ヘッドそのものはその逆の回転をしようとするのですから。
この動きの中では重心点と遠心力の効果の現れであるヘッドの前に出る動きは全く見られません。 インパクトに近づいてきてもロフトが開いている限り
重心点の右回りというか 右下がりは止められません。 ヘッドは後ろのまま いやそれ以上です。 まこれで上手く当たっても ロフトそのものは沢山付いていますから距離やエネルギー効果を無視すればボールは十分上がるのは上がります。しかし運よくヘッドを返し フェースを左に向け ロフトを立てる動きが間に合うと
確かに重心位置の効果からヘッドは前に出ようとしますがそれを上回るロフトターンになっていますから 結果論での重心点の作用によるロフト増加効果は期待出来ません。蛇足にはなりますが 本来重心点と遠心力の一致関係の働きにより重心位置も重心距離も限りなくゼロに向けて動くのですから
左回転時のヘッド右回転のヘッドの重量増加は消せる以上にクラブヘッドの重量は
軽くすることが出来るはずです。それをアドレス時以上にヘッドの重量を増やしその重量の増加は労力の増大以外 ボールの打撃には全く使えずしかも高いお金を出した手に入れたはずのクラブの機能ですら単なるスウィングの妨げにしてしまう そんなスウィングして楽しいわけありませんよね。

ヘッドの慣性モーメントの増大はゴルフクラブの進化とかなり同意語な進化です。モーメントの増大はエネルギー伝達効率の向上を上げるだけでなく
同じ姿勢を保とうとする数値でもあります。 そのヘッドを意図的に重心距離半径分動かそうとしている振り方に 同じ姿勢を保とうとする慣性モーメントが
助けになるのでしょうか 邪魔に成るのでしょうか大型ヘッドにする意味は見た目や体積を大きくすることではなく慣性モーメントの増加に真意があります。
大きさだけ大きくなって慣性モーメントの下がるクラブはお金の無駄でも 慣性モーメントをただの邪魔にする人にとって
慣性モーメントは飛距離低下の主原因になります。ハッキリ言います。 ヘッドをターンさせる人には大モーメントのクラブは合いません。
ハッキリと飛ばなくなります。

{雑誌に掲載されるスウィング理論とクラブの変移}
最近では本屋での立ち読み以外全くゴルフ雑誌を読まなくなりました。しかしゴルフ分析官として その時々のゴルフクラブの主流によって随分と雑誌に掲載されるスウィング論の変移を感じさせられます。雑誌社は毎週、毎月発刊される為 正直ねた作り苦しんでいます。ゴルフ情報としてコースや用品等で埋められるページは限られていますのでやはりスウィング論で毎回毎号のページを埋めるのが簡単と思われます。小さな揺らぎ フェードボール特集やドローボール特集はあるのですが
この10年で主観ですが随分と先祖帰りした感じがあります。この15年は概ねドライバー、アイアン共に大型化の時代です。1995年に発売されたドライバーの平均体積は220ccです。2000年にはそれが300cc弱まで来ます2005年には一気に400ccオーバーそれに伴い重心距離の変化も35/35.5/37mmと体積なりに変化しています。
確かにドライバーはある意味順調にコンピューターでの設計技術や製造技術の向上などにより大型化されていきますがアイアンはその反対の道をたどります。
アイアンには体積と言う概念がないのであえて重心距離を参考材料にしましょう。すごく大きな変化はないのですが1995年発売されたアイアンの平均的な重心距離が
38.5mmなのに比べると2000年38.5mm、2002年37.8mm、2004年36.8mm2006年37.9mm と減少傾向にあります。 アイアンヘッドの慣性モーメント ある意味
大型化を表わす数値は1996年から順を追って 2610/2540/2620/2570/2490/2480/2390/2450/2450を概ね減少傾向にあり重心距離も含め ドライバーと逆転傾向にあります。モーメントはアイアンの形状上ドライバーのような奥行きを持たないため数値としてはドライバーに満たないのは仕方ないにしても重心距離がドライバーと逆転してしまうのはあまり芳しいことではありません。アイアンにはアイアンの打ち方 ドライバーにはドライバーの打ち方が必要になってしまいます。 あくまでも参考データですから 別な見方をすれば多種多様なゴルフクラブの選び方が出来るとも言えるのですがアイアンの慣性モーメントの下がり方は少し問題だと思います。アイアンの重心深度はこの10年で1.5mmと革新的に深くなっています。1.5mmの躍進はこの30年での推移の20年分に相当する値です。単純発想ですが1.5mm深くするのにはその倍の3mm以上 ソール幅が厚く広くなる意味を指すはずなのですが しかしそうであれば慣性モーメントの平均値は減少傾向にある理由が見つかりません。モーメントは重量が重心点より より遠いところにあれば数値的には上がるからです。それに伴いこの10年で重心高の平均値は1.7mm下がっています。この変化はこの30年のアイアンヘッドの推移そのものです。この3つのデータを照らし合わせて アイアンヘッドの傾向で考えられるのは二つ、 ソール幅は増やさずタングステン等の重量物よって重心を深く 低くしているか それを併用しながらソール幅も増やしているが そのモーメントの減少分ヘッド重量そのものが下がってきているか でしょう。

重心距離を減らす・重量を減らす はまさにスチールシャフト装着の基本条件です。ドライバーは大型化に伴い重心距離を増やす シャフトに関してはアイアンとの相性はともかく当然グラファイトで再び長尺化も始める気配すらある。アイアンに関しては 販売するときの小売価格軽減の絶対条件スチールシャフト装着
を基本に ドライバーとの相性は悪くなる一方であってもスチールを装着できることを第一前提にする。

しつこいほど書いていますがグラファイトとスチールでは構造的な問題で装着するヘッドの重量が極端に異なります。 スチール用のヘッドが軽いんです。ドライバーの平均的長さ45インチを基準に考えるとスチールであれば少なくとも20gはドライバーのヘッド重量が重い計算になります。20g重いヘッドの装着されたドライバーを打った後で20g軽いヘッドのアイアンを打つ事になります。しかも重いヘッド装着されたドライバーの重心距離が長いとなればより重く感じ まともな感覚の生きた人間であれば互換性を持たせることが出来ません。あえて あえた無理して相互に使うとしたら その重心距離と20gのヘッド重量の重さ感を消す 硬い 人間にその重さを伝えることのない硬さが必要になります。しかし それを振ってボールを上手く打つことを考えると長い重心距離の重いヘッド感の大型長尺ドライバーを硬いシャフトで打てば上手く打てる要因は極端に減ってしまいます。互いの振り感の互換性を優先するかドライバー単独の結果を優先するか よく理解した上で選ばないとアブ蜂取らず ではすまないほどの悪影響が生まれてしまいます。あまりの違いで各ゴルファーがどのように対応しているか 想像がつかない状態です。

それに伴うかの様相でスウィング論も2種類が交互に掲載されています。
ヘッドの大型化に伴うヘッドローテーション 実際にはコレを「手打ち」と言うのですがとローテーションを抑えた振り方、5年前まではローテーションを「しない」振り方が雑誌に掲載される主流のスウィング論だったのですが 徐々にその考えもローテーションは認めるが抑えた方法に変わりつつあり軽量スチール 通称スウィング破壊兵器の台頭以来 30年以上前のベンホーガン理論のローテーションをコントロールする手打ち打法のスウィング論が幅を利かせてきました。 その論理の成功例については書いてあってもその論理の持つ犯罪性や体への影響、クラブの機能との相関関係やデメリットましてやその打ち方が全てゴルファーの嫌いな「手打ち」打法であることなど一言も触れていません。 しかし大型ドライバーの存在があるが為にそうではない重い重心距離の長いものを打つ ある意味その対極にいるスウィング論も交互に掲載されています。 確かに雑誌の協力をしていた立場から その毎回のページを埋めるネタ作りの大変さは知っていますから ある程度の理論の揺らぎは仕方ないにしても 揺らぎとは本来主語が存在していて こういう人にはこうああいう人にはああ とその対象となる人の主語が意図的に抜粋されているだけである意味揺らいでいるわけではなく 書き手にとっては対象者が違うのです。しかし現在展開されている二つの理論は同じ人を対称にしています。
持っているクラブの関係上 仕方がないとは言え 誰かがその矛盾を明らかにしないと本当にゴルフがマイナーな娯楽への道への邁進は止められなくなってしまうと
思うのです。クラブは宣伝上 最高のものと謳われながらその主力たるドライバーとアイアンはまったく互換性を持たずそれを打つに当たっての2種類の方法は対極にあるもので非常に複雑で 体得が難しく ある程度体得しても練習と言うメインテナンスが不可欠なそんなクラブとスウィング論。運動性能や運動神経を高度に要求され ある意味では若者しか出来ないように仕向けているかごとくあります。距離と正確性を両立できないその方法は高年齢層の極端に多い、日本にはもっとも不適当な方法でクラブメーカーや雑誌社が共同謀議でゴルフを辞めさせるように仕向けているのでしょうか?いずれやってくる食料不足や難民流入の為 農地や住宅地としてゴルフ場や練習場を開発するような大きく深刻な問題であれば たかがゴルフですから致し方ありませんが そんな大義があってやっているような気配は感じずただ目の前の「金」の為にやっているような気配を感じるのです。

「SLEルールのその後」
バネのような効果 それがSLEルールの日本語訳です。
ルールはルールですから仕方ありませんが いまゴルフ用品業界はそのルールによって大手メーカーですら売り上げの足かせとなっています。滞納金は溜まっていますが一応私も日本ゴルフ用品協会の協会員です。その各協会員にはかなり細かくSLEルール等の用品に関するルールの変化や動向が送られてきます。ルールその物の意味を今更語ったところでルールはルールですからそれよりも別なものとの関連性を考えて見ましょう。私の認識ではSLEルールのテストはヘッドの固定しボールなり それに相当するテスト用の物体をフェース面に当て その戻り量を計測すると思っています。反発係数を示す0.83なり0.86という数値も1mの高さからルールに準じたボールを落下させた際に跳ね戻る量 センチメートルを表わしています。その計測の際 それぞれにロフトには種類や差異が存在する為重力に垂直 もしくは発射/落下させる実験用具(ボール等)垂直な関係を保たせるはずです。 それで無いとロフトの多いものは真っ直ぐ跳ね上がらないため自動的に少ない数値になってしまいます。全てのクラブを0度のロフトに固定した状態で計測すると認識しています。となるとゴルファーはそのロフトを限りなくボール飛び出し方向に対し垂直近い姿勢、立った状態のロフトにしないとその効果の意味も 効果そのものを得られないことになります。必要以上大きなロフトに寝かした状態で入れてきたのでは
たとえルール違反の高反発0.86の効果も全く得られないと言うことになります。他の項目にも重なりますが ゴルフクラブは設計の段階で重心位置なり
ライ角度なり フェース角度なりを正しく使ったとき 正しく機能するよう使った時効果を発揮するよう それによって易しく 無駄なく 遠くへ 正確に飛ぶよう
意図して設計しているわけです。例えばライ角度は単純に重心距離だけではありませんが その重心距離が長いことにより発生するトゥダウン量の増加でフェースが右を向くことを相殺する為にややアップライト気味に設定したりするわけです。その使い方をした時に最大に意味をなすよう設計されているのです。重心の深さにしても フェース面より飛球線後方にある重心点が慣性の法則により クラブ作り出す遠心力延長線上に並ぼうとする重量の直列化現象によって 重心点がシャフト位置に並ぼうとする効果によりフェース面が重心深度分前に出ようとする事により ロフトが増え フェースが左を向き易くなることから 上がり易く 右に出にくくなるものでフェース面に当たった時のボール位置と重心点との相関関係による効果は少なく物理的な運動法則によって大きく左右されるのです。

それを遠心力延長線上と重心点との直列化をあえてさせないようなフェースターン等の動かし方では その重心位置の本来の効果は期待
出来ないのです。フェースターンをしてクラブを動かす人にとって重心距離はある意味邪魔なスウィングしにくい最も大きな要素のひとつになり 重心深度の作り出す重心角度という作用は恩恵を得られますが 重心深度ですら 上手く打つことの阻害条件になってしまうのです。
フェースターンをする人にとってアップライトはある程度恩恵条件ですがあまりアップライトが強いとコントロール不能なヘッドターンの要素になりより一層方向が安定しなくなります。重心距離が長いのも 重心が深いのも 慣性モーメントが大きいのも設計者側や自然な運動法則にのっとったゴルフショットでは絶大な恩恵を
授かれるはずなのですが 運動法則を無視したゴルファーにとってはスウィングの阻害条件でしかありません。ボールの飛距離を生み出す 80〜90%のヘッド重量ですら絶大な阻害条件に過ぎなくなってしまうのです。

ここでも長々と解説してしまいましたが
それじゃ やっぱり「振り方」が悪いのではないか「振り方」が悪ければ クラブの機能が使えないからどれを買っても どれに変えても効果が無い同じじゃないかと感じていると思います。確かにそうかも知れません。しかしそのスウィングを作った原因やそのスウィングでなければ打てないそのスウィングあることの必然性が
今使っているクラブや使ってきたクラブにあるとしたらどうでしょう。今のそのスウィングでは確かにクラブの本来の機能はすぐに引き出せないかも知れませんし、クラブの機能の濃いものにはてこずるかも知れません。だからと言って そのスウィングの原因になっている撓らないシャフトのクラブとしての機能の無い物を使い続ければ次回の買い替え その次の買い替えも同じ悩みに当たります。
その次では当然 体力も低下し 適応能力も下がります。その上 ワザと機能を使わないようなスウィングを
今日からその日まで更に多く 反復させられるのです。体力が低下し ヘッドスピードが下がれば本来発揮させられるクラブの機能もより薄くなりクラブが持っているはずの機能を人間の動きで補わなければいけない本末転倒が日々深まります。

よくスウィングが出来たらクラブを買い換えるとおっしゃる方がいますが 今のスウィングは今のクラブを打つための方法です。今お使いのクラブが上手く行かないのはスウィングには適しているが 体力には合っていない2週類の適合が存在するからでそのクラブを持っている限り 今のスウィング加齢が伴えば日々悪くなっていきます。撓るシャフトを撓らせようとしない打ち方と撓らないシャフトを撓らせる打ち方は対極に存在するのです。

まだ クラブによってスウィングが変わり クラブの機能が引き出せるのか? と考えられる頭の柔らかさがあるうちが最後のチャンスかも知れません。ヘッドをターンさせて打つ打ち方は明らかに機能しない撓らないが故に本来の機能を発揮出来ないクラブを打つ時の打ち方、手段です。撓るものを自然に撓らせる打ち方はあらゆるクラブの機能を引き出す方法ですし特に飛距離を生み出すエネルギーに特化した方法です。そうすればクラブの機能だけでなく 打つ人間の負担や労力を減らした上で 更なる距離が得られる 最初で最後の方法なのです。
是非 騙されたと思ってトライしてみて下さい。