<店長の言いたい放題>

タイガー・ウッズ出現からゴルフが変わってしまった様な気がする。世界中のゴルフ好きの親父が息子や娘を第2のウッズにし、ステージパパ・ママになるのを狙っているようだ。ゴルフのスタートが若年化したこと自体は歓迎すべきことではある。ただこの10年でゴルフのレベルが上がったか、というとそうでもない。昔、行われなかった筋力トレーニングが盛んになり、いまやドーピング検査まで行われるようになっている。10年前なら 野球やフットボール、バスケット選手になるはずの若者がゴルフ・プロを目指すようになっただけである。それにより距離は飛躍的に伸び、従来のゴルフコースが殆ど無力化し始めている。今のプロのスウィングを見ていると、若い時に出来る超高速の動きをしているがために飛んでいるだけのように見える。 その証拠に若手活躍選手はかつてのように30歳を過ぎる前に消えてしまう。ゴルフは経験や自分の感情や欲望への抑制が出来るようになる30〜40歳までが円熟のピークであるはずだ。「距離のみが武器」のこの別なゲームには太刀打ちができないのかも知れないが。

私個人は長いこと、スウィングオタクであり、シャフトオタクであった。 まったくの個人的な意見で一般的には反対意見も多いと思うが、私が思うにアマチュアのゴルフスウィングを難しくしてしまったのはベン・ホーガンなのではないだろうか。それ以前のゴルフはヒッコリーシャフトが中心で、ゴルフをするのには「如何にシャフトをひねらず、ボールを確実に遠くに飛ばすか。」であった。何故ならば、クラブを捻ってしまうとたちまちシャフトが折れてしまい、一球も打たずに壊れてしまうこともあるからだ。その頃のゴルフは当然貴族のスポーツではあるが、主人と小姓さんがいろいろ考え工夫し、自前で工作したゴルフクラブを使うものであったから、壊れたものをお金でまた買い直せる、ではなくまた一から材料を吟味し削っていく。大変な手間である。だから、シャフトを壊さないように、大切に打つのだ。 しかし、これではあまりにも限られた人の娯楽になってしまう、そこで技術に関係なく、ゴルフというスポーツを楽しんでもらう為、壊れないシャフト=スチールシャフトなのである。 今では、まるでスチールシャフトは上級者が使うもののように思われているが、開発、発売当初は「正しいゴルフスウィングをしなくても出来る、壊れない上に非常に長持ち。 しかも安い。」というのが売り文句であった。ヒッコリーシャフトのクラブではネック付近の破損防止のためにヘッドのホーゼル部分やシャフトの先端は非常に太く仕上げ強度を保ったが、スチールシャフトはその必要がなく、すっきりとしたネック部を作ることもできたのだ。

スチールシャフトの最大の特性はねじれ剛性が高く、ヒッコリーではだめだった捻る動きを容認したことだろう。これにより経済的に限られた人ばかりでなく、技術的にもヒッコリーでは継続してゴルフができなかった人に門戸が開かれた。またシャフトも安価で簡単に製造できるようになり、大量生産の時代に入ったわけだ。 海外のプロの世界ではちょうど過渡期にかなりの人が道具によるスウィングの変化に苦しんだようだ。かのバイロン・ネルソンはスチールの打ち方に慣れるまでに相当スウィングやクラブを変更した。クラブを捻る動きを入れない人にとっては ヘッド付近の重量が軽いクラブは飛距離が出ないばかりでなく、タイミングも取り難いであろう。 そして、このスチールシャフトの特性を考慮し、本来のヒッコリーでは完全なる禁じ手であった捻る動きを利用し、ヘッド重量の低下を動きのスピードアップで補ったのがベン・ほーガンである。ベン・ホーガンの一番特徴的な動きが手首の内転・外転、正式に言うと肘関節の回内・回外という動きである。(もしくは肩関節の外旋・内旋) 回内とは「前ならえ」の状態から掌を下に向ける動きで、回外とはその掌を上に向ける動きを指すのだが この動きはゴルフクラブの構造と重量配分を無視した動きだと思っている。あの偉大なるベン・ホーガンに対し、異を唱えるのだから少々心苦しいが、クラブヘッドの形や構造・重量配分を考えると 単にスチールシャフトになり許されるようになったとは言え、スウィング中にクラブをねじり、ヘッドを開いたり、閉じたりする動きは練習頻度の少ない、運動能力の低い我々アマチュアにはあまりにも複雑で、物事の法則に逆らっている。これではアマチュアには技術を超越した神業で、週に3回も4回も練習できるのであれば習得できるかも知れないがかなり不可能に近い。本人も言っているがこれでは強い球になればフック気味の引っかかった弾道にしかならない。またアメリカに長くはびこる、「トゥダウンは諸悪の根源」も納得できる。シャフトを軸にしてヘッドターンさせるのであればトゥダウンの動きはそのヘッドターンを阻害するから良くない、という理論だ。 しかし、ヘッドターンそのものはヘッドの重心距離分の半径でヘッドをターンさせるわけだから 当然その運動中に円の外側に対し遠心力・不可抗力が発生する。それとは別にゴルフクラブは別な動きもしているので その双方の動きに対し 不可抗力は影響しあうであろう。ライ角度がほどほど保たれた状態でインパクトに入ってくれば ヘッドターンは重量物を上げる(高くする)運動が必要なのだが、その最中にはクラブ全体はその動きとは反対の下に動いていく…。下げながら、上げる。スウィングを真上から見た場合、クラブヘッドの描く運動は背骨からヘッドまでの距離を半径とした円運動であるが その円はダウンからインパクトまではボールに対し内側から入ってくるが ヘッドターンを加えるとそれには外に膨らもうとする遠心力が加わるため急激に動く、閉じ始めると今度は急激にボールの内側に入り込もうとするため、本来はその半径の円になるのが歪んで ボールのほうに尖るように飛び出て、急激に中に入る運動になってしまう。インパクトに限ってはドライバーの平均値は時間で言うと1/3000秒、スウィング全体が約2秒であるから スウィングの中の1/6000の時間がインパクトである。その限りなくゼロに近い時間に方向もロフトもそろえなければならない。ロフトも方向もヘッドターンとシンクロして動くわけで それに先ほどの2種類の遠心力に加え、下方向にも遠心力、更には重力まで加わるのだ。 6面あるサイコロの@の面をボールにコンスタントぶつけるのにサイコロを回転させ、ボールには投げないだろう。はじめから@をボールに向け、それを回転させないようボールに投げるのが最低限繰り返すことの基本だと思うのだが、如何思います?

プロゴルファーも大半がベン・ホーガンの理論を追いかけていて、アメリカのゴルファーのバイブルはモダンゴルフ(ベン・ホーガン著)である。このような高度な人間技を超越した方法でボールを打ち続けるプロゴルファーはすごいと思う。すごいと思うが感心はしない。この方法が本当に最善の方法であれば、体の故障も少ないであろうし、少なくとも物事の考えが大人になる30代中ごろにピークが来る筈で もっと長い年月活躍するはずだ。しかし、最近の多くのプロはピークが20代中ごろ、30歳になると限りなく忘れられてしまう。 タイガー・ウッズですら 一番アクティブではないこのスポーツで体の故障から逃れられていない。私の眼には20歳の時より、より一層振っているように見えるのだが…。 まるで周りに距離で勝てないかのように。あれだけ試合数も減らし、体へのメインテナンスにはいくらでもお金を掛けられる立場のナンバーワン・トッププロが30歳そこそこで背中を痛め、膝も痛めてしまうのは腑に落ちない。10年前、日本では一番美しいスウィングと言われる伊沢選手が腰や背中を痛め、満身創痍なのは何故なんだろうか? 本当に美しいスウィングであれば年齢による影響は少ないのではないだろうか? 確かにプロはパッティングとアプローチの練習に非常に多くの時間を割くので、前かがみの姿勢を多くする故、腰を痛める可能性は高い。しかし それにも私は懐疑的なのだが…。

スウィングを壊してしまうロジック、言葉がある。 現代で代表的な物が「オンプレーンスウィング」である。 後学の為、いろいろなレッスンプロの本やインターネットを観察するが 多くの人がこの言葉にとりつかれている。確かに体の動きを言葉にしたりする「レッスン」というのは非常に難しいとは思う。そういう意味で何か目安になるガイドラインが欲しいのは理解できるが、こと「オンプレーン」ほどゴルフスウィングを破壊してしまうものはないと思う。まずこの言葉はシャフトは撓らない、ねじれないを前提にして考えられている。 某著名レッスンプロが短くしたクラブでビデオに登場するが まさにその撓らない、捻れない、ヘッド重量のない「そのクラブ」でスウィングする方法である。しかし実際にはゴルフクラブは撓り、捻れ、遅れる。これでは目標とするプレーン・軌跡には乗らない。 クラブ全体の構造、ヘッド構造、それに伴うシャフトの運動 これらすべてが作用に対し かなり不可抗力を伴う反作用を生む。 それを考慮に入れても「オンプレーンスウィング」は億害あって一利もない。 例えば スウィングには基本的な傾きがある。俗に言う前傾姿勢である。これに対し90度/垂直な線上に沿ってクラブを動かしても クラブは上がった事にはならない。前傾姿勢があるのでクラブ自体の位置は高くなるが ある意味アドレス時と同じ高さにある。(分かります?) ましてクラブを高くしても クラブ自体をボールにぶつけるわけではなく、クラブヘッドをぶつけるのであるから クラブの高さよりも クラブヘッドの高さの方が重要である。 スウィングする際にその面に沿ってヘッドを動かせば、どうしてもトップオブスウィングの位置では右肘を下に向けた形になってしまうだろう。そうしないとその線をなぞることは出来ないのだから。 そのクラブと腕を固定し 体の前に持ってくるとわかる。自分ではクラブを上げたつもりでいても、実際には90度横に倒しただけ、なのである。 両腕を捻る、ベンホーガンの部分でも取り上げたが 左手を回内、右手を回外させ、元あったロフトを90度開いてしまう動きをテークバックと呼んでいる。この動きにはクラブによる不可抗力も入るので 左腕の内転、右腕の外転 の動きも同時に伴ってしまう。肘や手首によるクラブの90度横動きに加え、腕自体も60度近く横に動くため 腕回りの動きだけでクラブは150度近く動くので これに体の動きを90度入れれば 飛球線方向にヘッドが行く、アドレスから270度の動きの完成である。この運動のどうでもいいが 唯一の利点は絶対にオーバースウィングになるようなシャフトクロスの動きにならない…、なれない事位だろう。多分はじめに考えた人はアドレスからテークバック、そしてトップまでクラブは270度動くと考えたのだろう。またこのスウィングの特徴は 自分でやってみるとわかるのだが 腕で横、体で横 それぞれを絶対に同時には出来ず、腕を動かす時は体が止まり、体で動かす時は腕が止まるのだ。この典型的な例がさくらちゃんである。

本当は体が横に90度、腕で縦にクラブを90度動かすからクラブは反転する、両方で180度、本来は両方同時進行に動くので90度の動きなのだが それよりも90度以上多い動きになる。腕を体で180度戻してきても、肘や手首周りの動き 回内 回外がまだ残っているので60〜90近くクラブは横(右)に残ったままである。

{「手首の外転」でネット検索すると 幾つか動きの参考例が出て来ます}

これをインパクトに持ってくるのには ボールに対し正面よりさらに体をまわし、 遅れを体の開きで補わなければならない。 体が左を向き切ると、急速に動きが停止するので 手首周りを軸にブレーキがかかり シャフト及びヘッドがターンする、これが「オンプレーンスウィング」である。 良くテレビの解説でフックや引っ掛けを打った際、「体が止まった。」という表現が使われるが 実際にインパクト付近でボールに対し正面を向いた状態でブレーキがかかったのではなく、体が開き切って いく場所を失ってブレーキが掛かる、要するに体が動きの終りに来てしまったのが原因である。 クラブを体の正面から外し、ダウンで体、腕、クラブの順番で動かせば、当然体の運動の終了が一番始めに来るわけだ。

オンプレーンの動きはゴルフクラブを、腕を使って横に振ることを推奨する動きである。お客様や生徒さんでもよく見かけるが オンプレーンになることが重要でクラブの構造や当たり前の自然な法則は二の次になってしまっている。

良く考えてほしい。バッグから7番アイアンを抜いた。その意味合いは、そのクラブのオリジナルのロフトでインパクトする事である。正しいロフトで打つのには両方の腕の長さがアドレス時に近い、要するに概ね体の正面でインパクトする必要がある。 テークバックの初めに腕を内転・外転させ クラブヘッドを正面からずらし、さらに手首や肘の回内・回外の動きでずらし、どのクラブでもトップの位置では90度以上のロフトにしてしまうスウィング、それが「オンプレーンスウィング」です。-結果論としてミスしてしまうのはともかく、始めから打ってみなければ何度のロフトになるか分からない方法で打とうとする事は「ゴルフへの冒涜」ではないだろうか。 そのスウィングを信仰している若者の打つ弾道は力一杯であれば どれを打っても天ぷらのような弾道だし、力のない人が打つとまるでおしっこ(ごめんなさい)のような放物線。トホホである。アイアンであれば 今も昔も正しい弾道はボールの頂点は遠いところ 総飛距離の2/3辺りが一番高くなり、スピードがゆるくなりながら降下していくのであるが そのスウィングで打つ弾道はどこででも等速、高くても低くても真中が一番高くなる放物線になる。 アプローチに限っては 上がらないロブショット、昔で言う「抜き球」、ゴルフショットで一番悪いミスショット。 こんなにゴルフショットの質が落ちて良いものだろうか…。 確かに今のクラブは酷い、度の過ぎる超軽量ヘッド、硬いシャフト、先端の重い質激落ちのシャフト、強度のアップライト、強度の重心角度、張りぼての飾りばかりのヘッド、 考えてみれば 軽いヘッドで撓らなければ このオンプレーンスウィングをしなければならないだろう。意識的に撓らせなければならないから。

しかし「撓り」と「捻れ」は同じものではない。ゴルフクラブの形状や構造は本来「捻れ」を使って打つようには作られていないのだから。

撓りは遅れになり、正しくはロフトの立ちになる。

捻れは遅れではなく開きになり、ロフトの開きになる。

この違いはダブルカウントだから大きく違うのだが。

捻ってクラブをテークバックすると悪い点が他にもある。

ひとつは クラブをトゥアップさせるように正しく上げると 切り返してから自然にその反対のトゥダウンの動きになるので、インパクト方向への加速になるが、捻って上げると切り返してもダウンに入ってもヘッド重量及び重心位置がシャフトよりも右側に残るためトゥアップの維持され、ダウンへのブレーキになる。開いたクラブはそうでないクラブよりも重く感じられる上に、シャフトよりも右側に重力が掛かろうとする。自分はこれからボールに向かって左方向の動きをしているのに右に余計な負荷がかかるのだから、当然力まなければならない。 更にフェースを開いて切り返すとクラブは回内・回外の動きにより右側に倒れているため、右の手ひらを支点として左手にはてこの応用で上に向かって力が掛かる。これから下げたいとおもっているのに、だ。これも必然で「力み」の原因になる。 この有名な「オンプレーン」では某有名レッスンプロはフェースターンはするが その量・角度を制限する?! と。 この高速な動き、スウィングの中で一番の佳境にフェースの動きを制限すること? これってかなりの曲芸じゃないですか? 動きを制限すれば、当然クラブ全体の動きにもブレーキが掛かるのではないでしょうか? クラブ(ヘッド)スピードは加速するけど、ヘッドターンのみを制限するって事? どうでもいいや。

 そうここでオンプレーンに伴うフェースターンの大きなデメリットの一つはボールを移動させるエネルギーの源、ヘッド重量はその動き全体に対し 単なる邪魔者・負荷でしかない事。腕回りの動き、肘から先の動きで長い棒の先についた重量を横に動かした上で シャフトとずれた位置にある重量(クラブの重心)をシャフトを軸として重心距離の半径分で回転させるのは すべて腕の周りの筋力による「要らぬ労力」です。これをするのにヘッドが重くなったり、重心が長くなったり、ヘッドの慣性モーメントが大きくなれば、すべてその労力には負荷となります。 カタログや雑誌で「飛ばすヘッド」の売り文句がすべて敵となるのです。 正しく使えばすべて強力なる味方になることから考えれば 自分の兵隊が自分の兵力として活躍するか、それとも寝返り敵の兵力になるかは比べるまでもありません。

そしてもう一つのデメリットは何度も書くのでしつこくなりますが クラブはすべてクラブに掛かる遠心力とヘッドの重量点が一致した時に個々の性能を発揮するように作られています。 

 ちょっと脱線しますが 実は最近の日本の殆どのメーカーのクラブ設計者はクラブの機能を正しく理解していません。例えば重心が深いと何故やさしいのか? 重心距離が長いと何故右に行きやすいのか? 正しく理解して、実践している人は皆無になりつつあります。例えば 同じウエッヂ 重量やシャフト等同じ条件にすると 55度のロフトがバンス8度・58度を14度にして 正しく打つとどちらが飛ぶと思いますか? アマチュアの方が55度の方が当然飛ぶじゃないかというのは良いのですが、我々ゴルフ・プロフェッショナル側では「当然」58度の方が飛ぶ という答えを出さなければなりません。 >>>理由が知りたい人はメールでね!<<<     

分かりやすい質問では先ほどの重心距離が長いと右に行きやすいのは何故か?

答えは単純に フェースが閉じ難い ではありません。

正しい答えはもうすこし複雑です。 まず重心距離が長い方が実質ヘッド重量が重いので 重く感じられます。 これも右に行きやすい要素です。

正しく振れば 重心距離の長い分だけシャフトの運動量も増えます。 故にトゥダウンも増えますから フェースの右に向く確率も上がるかもしれません。

確かにいったん開き始めると重心距離の短い物より 短時間で開きますし その動きに対し より開こうとする慣性も働きます。 重心距離の長い物は総じてモーメントも高いので同じ運動を維持し易くもなります。 開いて閉じる動きには応じにくいヘッドであると言えるでしょう。 いろいろな要素が複雑に絡んでくるのは確かですが、今のスウィングの主流や組み合わせるシャフトの硬さなどを考慮すると 「ダウンスウィングに必要以上に重さを感じるから」 なのではないかと思います。 総じて殆どのゴルファーは、ダウンスウィングは自分で動かすものだと思っています。自分でアクセルも踏み、ボールとのミートに誘う ほぼ全部自分の仕事で 言ってみれば「人力」でボールは打つものと考えています。 そうなれば限度を超えたシャフトの撓りやヘッド重量、そのヘッド重量をより重く感じさせる長い重心距離は その人力にとって加速する為の障害となるのでしょう。  ともかくこの複雑な要素を踏まえ、重心距離が長い物は右に行きやすい と答えられるゴルフ関係者は非常に少なくなり、年々減っている状態です。 殆どの関係者は 単に「そうだから」とか「誰々がそう言っているから」とか、自分に以外の体験を受け売りで答えているだけです。 そんな人たちの作っているクラブ って…ご時世ですかねぇ。

<テークバックその2>

テークバックの動きの中で重要かつ、難しいのは腕の縦の動きと体の向きの変更を同時進行、いつも同じ割合(だいたいでいいのですが)にしていることです。 オンプレーンスウィングの様に両方を交互に別々に動かしていると そのスウィングは非常に反復性が低くなり、特にフルスウィングでない時に無効になり、アプローチは別なスウィングになってしまうでしょう。 基本中の基本ですがドライバーからパターまでスウィングはまったく同じです。

大切なことですがゴルフで言われる肩の部分は腕である という認識をしっかり持って下さい。肩甲骨とは体のどの部分とも接しておらず、筋肉や靱帯にて間接的につながっているのです。アプローチやパターでこの肩甲骨だけを交互に上下に動かしてストロークしている人を多く、いえ殆どの人ですが見かけますが それを腕だけで振っている というのです。 まったくしない! 禁じ手という訳ではありませんが あくまでも補足的な要素で 基本はお尻・骨盤の向きの変更です。これを腕の関節作用によってやや縦の動きに変換しているのです。アプローチやパターの不得手な人を見ると、総じてこの肩/肩甲骨の動きでクラブを持つ腕を振り子のように使っていますが これは最悪! この動きではロフトがいつもバラバラで人間の持つ素晴らしい距離感覚が反映されません。少なくともインパクトは同じロフトで打つから 距離感覚が身に付くのです。 肩甲骨を動かして腕の振り子の動きを作ると その動きと同調してロフトは動きます。もう少し速く・強くする動きに変えれば 両腕の長さがうまく合わなくなり それぞれの腕の長さのずれを体の姿勢で補うという 本来の真逆な動きになってしまいます。

正しい動きは非常に簡素でわかりやすいと思うのですが ものすごく難しいと思います。 一言で言うと肩甲骨はまったく動かさずお尻・骨盤の動きでスウィングはスタートして下さい。肩甲骨から骨盤までをコンクリートで固めたように一枚の板として動かして下さい。 これを阻害する動きは左手が内転、内に入る(胸の中に入る)ことです。これにより左肩甲骨が前・胸側に動いてしまいますので、体は本能的にバランスと取るためより一層右にクラブを送ります。また左肩甲骨が胸側に動くため、背中の筋肉が引かれ かなり早い段階で背中に張りを感じ 殆どの人がこれを「捻転の終了」「テークバックの終り」と考えます。前項でも書きましたが 体が背骨の軸運動で向きを変えるのには 軸足、重力に直立した足が必要になります。 右の足が直立した姿勢が出来るとその足が軸足になり、右回転がはじまるのです、がしかし 左腕が内転をすると体が前側に倒れます。本来は背骨が軸となり、右まわりを始めると重い身の部分が右に移動するのですが 左腕が右に動き始めると 軸足が出来る前に回転が始まるため 体の厚みに対し真ん中の部分が軸になり回転が始まります。そうなると 本当は左側には重さが無くなるはずなのに 体の重さの半分が左に残り 両足首が捻られ おおむね右足が左に倒れる姿勢になりますから より一層体はボール側に傾くことになります。 俗に言う逆ピボットというやつですが 私はこの原因は テークバックのスタートの左腕の内転にあるとみています。   またこれにより両手に関係も非常に悪くなります。右に伸びた左手のお陰で右腕は回外、左手に上からかぶられてしまうので 掌が上を向くような形にさせられてしまいます。この状態から腕を上げても 腕やクラブが高くなっただけでクラブヘッドの位置エネルギーは作られませんし、そのクラブのロフトが何だったのか分からないほどロフトは開かれてしまいます。ヘッド重量も重心距離分シャフトの右にずれてしまうため、正しくはまったく掛からないねじれの動きが発生し、シャフトにトルクの動きが出てきてしまいます。多くの人は勘違いしていますが、ヘッドターンの動きはシャフトを軸としたフェース面/打面の動きだと思っているのでしょうが、実は動かしたい打面よりもシャフト軸の方が動かされてしまうのです。ローテーションの動きはシャフトを軸としたフェースの動きではなく、ヘッドの重量点を中心としたシャフト軸の動きになってしまうのです。 ですから開いてあげれば上げるほどシャフト軸が高くなってしまい、打面は下がってしまうのです。しかもその動きはクラブ全体にも影響があり、クラブが開き始めるとグリップエンドは上がろうとします。 結果、上げなければ行けないヘッドの重量点はクラブ全体に対してもシャフトに対しても意に反し、下がってしまうのです。   お試しあれ!

何はともあれ スウィングの失敗はテークバックの始めの一歩で決まります。いったんクラブの縦の動きは棚に上げ、横の動きをお尻から背中、肩まで一枚岩にして動かす訓練が絶対に必要です。 自分でその動きが出来ているかどうかは紐を結んだティーをグリップエンドに差し、アドレスの状態で紐の一方をベルトに挟んで(ほんの少し余裕をもって)、テークバックを取ってみてください。クラブを縦の動きをしなければ、腕の長さは変化しない筈ですから 骨盤の回せるところまで 紐は外れない筈、若しくは傾き分最後の方で少し苦しくなる程度ですが、肩甲骨や左手の動きが入ると本当に初期段階で紐が出るとから外れてしまいます。 またグリップエンドに割り箸をさしても、その動きは見ることが出来ます。正しくはテークバック中、その棒はへそあたりを指しているものですが 左手の動きが入ったとたん 自分より左を差し始めます。 ま、それよりびっくりするのは テークバックのクラブの横の動きを殆どの人が左手と左肩甲骨でやってしまうので 腕を全く動かさない 体の横の動きをすることが出来ない? したことがないのです。人間は不必要なことは絶対に行いません。クラブを右に90度横に動かす動きを腕で行えば 体の動く必要はなく 腕や肩甲骨を動かすことの補助に回ります。 

そう殆どの人が、これが出来ないのです。

体の正しい動きは勿論、体は回しているのですが これに目的や機能がない! 腕だけですべて行っているのですが それではゴルフスウィング「らしくない」から、お飾りで目的や機能も持たす 体を回しているのが殆どのゴルファーです。

http://blog.livedoor.jp/hbs/

ブログというもの始めました。

ヘッドやシャフトのテスト・感想をお送りする予定?です。

お楽しみに。

<脱線記・上級者の悶絶>

ハミングバードの古いお客様、仮名 野中さんとしましょう。

この方 30年以上の長いキャリアで 特に誰からも教わらず精進してきました。 スコアは今でもとてもかないそうにありませんし、過去には競技大会で全国大会本選にまで出ている歴史があります。 10年も前から、私に余計なお世話ですが「そのクラブ使いでは飛ばなくなっちゃうよ!」と言われ続け、年齢によるものなのか ここに来て急激に飛ばなくなり、スコアにも影響が出始めました。 それで半年前くらいからスウィングを見るようになったのですが その始めの一歩が全く出来ません。素振りではその動きにトライするのですが いざボールを打つ段になると いつも通り 左手一本でテークバックしてしまいます。 年齢の割には運動能力も高く、反射神経も大変良いので、ハミングバード特有のヘッドの重たい・柔らかいシャフトもこなしてきましたが さすがにここにきて そのヘッドの重さと柔らかさが災いしています。 オンプレーンスウィングの先駆けみたいな振り方を振るのでヘッドをそのプレーンに沿い動かし、トップに近づくとそのプレーンとリーディングエッヂが揃ってしまう超開閉スウィングですから 筋力や反射が衰えると ヘッド重量や重心距離、シャフトの軟らかさがプレーンも乱しますし、開閉度合いも多くさせてしまいます。また、すべての要素がインパクトに向けてマイナスに働いてしまうでしょう。ほぼ全く体の回転には目的や機能がなく、パープレーで回った過去があるにせよ、小さなショットはすべて腕さばき。驚くほどの練習量を保てなくなってきたのと同時にスコアも距離もショットもがくんと落ちてしまいました。

スウィングは反射です。

その運動反射は良い悪いは別にして 反復動作により刷り込まれて行きます。

現在 野中さんはその新しい反復動作により、反射の修正をしています。

ここで大事なことは テークバックを左手で上げない!事ではなく、左手一本では上げられない環境を作ることです。 それには理屈も重要でしょう。信じることや委ねることも重要な要素です。理屈がわかり、自分の行っていること、行った過去を潔く過ちと認め、前進しようと思う意志、間違っていた自分がいるから正しいことも分かるのだと思うことも重要です。

ただ私は一番肝心なのは その人が「やりたい!」と感じることだと思うのです。 やりたい という意志があるから出来るので、やれば飛ぶ、やれば良くなる という打算だけではなく、純粋にやりたい、出来たい と思えるか だと思うのです。 私が野中さんに感じていることはかなりの部分皆さんに共通だと思うのですが 年をとり 飛ばなくなり 上手くいかなくなり悔しい、(悔しいと思うことは大切です) そんな状態で こうしたら上手くいくよ! 今こうだからうまくいかないんだ! と言われたから藁にもすがる思いで託しているだけで 本当はやりたくないのです! 出来れば 何も変えずに 新しいことは取り入れずに 今まで通りの方法で 遠くに 確実に 良いスコアで 良い球を打ちたい のであって 今までと真逆の方法をトライしてみること そのものは本当はやりたくないのです。 私は好奇心と呼んでいますが その好奇心 良く分からないけれど見てみたい、やってみたい、結果ではなく、打算では無く、その好奇心を持っている人のみがスウィングを変えられると思っています。すでに作られたスウィングは反射になっています。やりたいわけではけれど 良くなるのであれば 飛ぶのであれば 仕方なくテークバックを変えようと思っているうちは「絶対に」その左手の動きは止まりません。平均的には理屈はよく分からないけれど、数打ってゴルフを覚えてきた訳で 雑誌を読んでも標語のように「頭を動かすな」とか「腰を回せ」と覚えてきた訳です。今更 頭って本当はどこ? 腰ってどこ? 何のために腰は動かすの? なんて正直知りたいとは思っていないのでしょう。 練習場で満足いく弾道が打てればそれが良いスウィングだと思ってきたのです。それを言葉で解説されても 興味や好奇心は持てないでしょう。うまく説明出来ないのですが 人間は意志の生き物です。本当にやりたい と思っているのと 仕方がないからやる のとでは学習効率は大きく違うと思います。 まったく分からない初心者の時に聞くアドバイスは良くも悪くも一生懸命聞いていたと思いませんか? ある程度、打てるようになってから聞くアドバイスって単なる音として体に入ってくるでしょ。 期待はしていますが、野中さんは過去を捨てきれず、心の底からやってみたい という日は来ないような気がします。多くの人と同じに。

お客様には当然いろいろな要望があります。 それと同じようにクラブ作りにもいろいろな方法や考えがあります。結果に対しては 短期集中型で行けば ほぼ100%要望を叶えることが出来ます。スライスと直したい、今までより飛ばしたい、引っ掛けを直したい、より確実にミートしたい、スコアをよくしたい、弾道を高くしたい等 作ってから3ヶ月間だけという限定にすれば どんなタイプのどんな要望にも答えることが出来ます。しかし、それらの方法はある意味小手先のこざかしいテクニックで 長いゴルフクラブとの付き合いの中ではほとんど何のプラスにもなりません。 ハミングバードのクラブは水先案内人として その方のゴルフの行き先を示してあげたいのです。結果だけを求めるのであればそれはそれでお答えしますが ゴルフを探求し ゴルフスウィングを探求する 探究することが面白いのではないでしょうか。

正直 日本中を探しても、ハミングバードのようなクラブ作り、スウィングを作るためのクラブをセットしているお店はないと思います。冷静に考え、客観的には このやり方は商売になり難いからです。 それでも生活の出来る限り このクラブ作りを辞めないのは私自身に好奇心があり、本当のスウィング、本当のクラブを突き詰めてみたいと思っているからです。自分の進んでいる道が本当に正しく合っているのか、は分かりませんが 正直全く気になりません。おぼろげながら 作ってきたクラブにより 作られてきた数々のスウィングが人間の動きとして「美しい」のが多分自分の考えていることを支えているのだと思います。 スコアをお客様に聞くことはありません。単に理にかなった美しい人間の動き、誰よりも力を使わず、誰よりも飛ばす、そんな動きを叶えるクラブを作りたいと思っている好奇心のみがハミングバードの基本なんだと思います。 ハミングバードのクラブを使ってみたい、という人の動きを大方完成させたら、いつか私本人も人間にとって美しい動きにしてみたいと思います。

<右肘の動き>

昔、ジャンボ尾崎がテレビのスウィング解説で「ゴルフは右肘の使い方で決まる。」と言っていました。 日本では 昔から肘が外に張った動きを「フライングエルボー」と呼び、スウィングのタブーと言われてきました。 しかし、歴史上アメリカのナンバーワン…ジャック・ニクラウス、好き嫌いは別にして日本のナンバーワン…ジャンボ尾崎、二人とも特徴的な右肘使いだと思いませんか?! 二人に共通するのが、選手生活が異常に長く、ピークは30代後半から ジャンボにいたっては40代後半まで、絶大な飛距離を持ち、小技にも長けている、アプローチショットはスピンの利いたランニングが中心で、今流行りの上げるロブショット系はほとんど使いません。 また長い二人の全盛時は非常にスコアのばらつきが少なく予選落ちもほとんどありません。チャージと言われるほどではありませんがラウンド後半、シーズン後半になるほど強く、体の故障もあまりありません。こんな選手現代には殆どいません。常時で言えばアニカ・ソレンスタム位でしょうか? スーパースターと言われるタイガーもスコアにばらつきが多く、出場試合数は全盛時の二人の1/3程度なのに故障に悩まされ、ドライバーにおいては二人より猛烈に振っています。アプローチは上げる球ばかりで 二人に勝るのはパッティングのおける気合い位でしょうか。 にもかかわらず 特に日本ではその肘使いは禁忌とされてきています。

別な章でも書きましたが 直接肘の事ではありませんが 日本語には「脇をしめろ!」というゴルフのみならずの言葉があります。うっかり者のことを「脇が甘い。」とも言います。 そのニュアンスもあり、ゴルフにおいて日本人は脇と腰を異常に意識します。 間抜けな質問ですが、皆さんの意識している「脇」って本当に「脇」ですか? 脇とはこの場合、簡単には人間の側体のことを指します。要するに体の横の部分、脇腹あたりを指します。 普通に脇によって と言えば端によることを指しますから 同じ意味合いです。脇をしめる の基本は「気をつけ」ですが 「前ならえ」も腕を上げた状態での脇をしめた状態です。 腕によって体の横を 脇を守る姿勢が 脇をしめる状態になるのです。 ボクシングでいう「ファイティングポーズ」です。肘は体の外、掌は体の内、いつでも脇に入ってくるパンチを防ぐ状態ですね。 しかし、殆どのゴルファーは脇をしめると脇の下をしめる をとり違っています。 ゴルフの場合、両方の手は同じもの、クラブを持つことで拘束されています。その状態から左手だけを上げ 左肘を体から離し 右腕は上げず 右肘は体に付けたままでは 右の「脇の下」はしまっていますが 当然左の脇はがら空きになります。これをもって 「脇をしめる」 というのでしょうか? よく腕と体の間にタオルをはさんで練習、スウィングしている人を見ますが これは腕ではなく体でクラブを横に動かすための練習で 脇をしめる為の練習ではないのではないでしょうか?

右肘を曲げるのには大きく2種類の方法があります。

多くは学生時代に「腕立て伏せ」で体験しています。ひとつは肘と閉じ 肩・肘・手を一直線上で曲げ・伸ばしする方法です。もうひとつは肘のみを体の外にずらし、肘を曲げたときに外に突き出す方法です。通称、クランチと呼ばれます。二つの腕立て伏せは明らかに出来る回数と鍛える場所が異なってきます。前者は腕の中の筋肉を鍛えます。腕の筋肉ですから一般的にはもう一方よりも回数は少なくなります。後者は背中の筋肉を鍛えます。握力は左右足しても80kg程度ですが、背筋力はスポーツ選手ではゆうに200kgを超えます。 かく言う私も学生時代(ウん十年前)300kgを超える背筋力を持っていました。 スウィングする際に この肘の使いが鍵を握っています。 左手で上げるスウィング、右肘を下に向けるスウィング、クラブを開いてあげるスウィング、どれも同じようなスウィングなのですが共通して右肘は前者の使い方、そう腕のみの筋肉になります。 右に倒れたシャフト、フェースが開いているためシャフトより右にある重心・重量、 これを小さな腕の中の筋肉で動かす前者と 重力上短くなったクラブ(クラブはシャフトが重力に対し立つと 結果として長さが短くなる、一番軽くなる=短くなるのはグリップの真上にヘッドが来る 重力に垂直の状態)を大きな背中の筋肉で動かす、これには人間の運動方向がクラブの運動方向と類似する特典付き後者、比較しようがないですね。 右肘を体に付けたままテークバックすると これはクラブを上げることではなく背中側に回すことになります。グリップは体の幅にあってもクラブヘッドは体の右に倒れてしまいます。 右肘を外に張るクランチの運動はクラブ全体を体の幅の中に留める効果もあります。餅つきをしたり、鍬を使ったりするのと同じ姿勢になります。この運動が骨盤のまわるのと同時に進行すればよいのです。

スウィングの変遷は道具とともにあると思います。

それはプロであっても例外ではありません。 アイアンヘッドの小振り化、軽量化、カーボンシャフト自体もかなり繊維の質が落ちましたし、一昔前と違い純正シャフトとアフターマーケット用のスポーツシャフトに差が無くなってしまっています。純正シャフトの質が上がってのではなく、スポーツシャフトのレベルが相当下がってしまったのです。シャフト自体の先端部が重くなり、ヘッドが軽くなる傾向はコストの関係からも、ルールの規制からの止まることは考えにくくなっています。 軽いヘッドを動きの少ないシャフトでうまく打つには まず下へ垂れなくなったクラブへの対処が必要です。 右サイドを下げて拾う、右サイドを下げることによって増えるロフトをヘッドターンで解決する、まるで50年前にスチールシャフトが登場してきたときに似ています。 

<右肘の動き編 その2>

多少 文章に作成に時間のずれがあるので重複する部分はご容赦ください。

ゴルフスウィングを紐解くことは、グリップの秘密を紐解くことにつながります。 グリップは右利きの人は必ず右手をヘッド側で持ちます。しかも前後にも左右にもその右手は左手にすこし重なっているのです。ゴルフには数百年、近代ゴルフであっても100年の歴史が存在します。 その中で右手がヘッド側を持つことと、両手が少し重なっていることは不変で、ある意味ゴルフの答えと呼んでよいと思います。 少し話は変わりますが、よく聞く言葉で「ゴルフはもっと左手を使うんだ」とか、「右手を使ったからミスしたんだ」とか。 そんなに右手/利き手を使ってはいけないのであれば、なぜ右利きの人を右打ちにしたのでしょうか? ゴルフを始めてやる人に何故左打ちを薦めないのでしょうか? 右手って使わないの?  答えは右手はたっぷり使います が 正しく使うのにはその役割をしっかりしておくことです。

クラブはオリジナルのロフトで使うのにはクラブ全体を体の幅の中に納めておく必要があります。体の前にあれば、数センチインパクトがずれてもロフト自体は変化せず 一定の弾道、距離が打てる可能性は上がります。 しかし、ゴルフクラブに縦の動きを入れる為には俗に言う「コッキング」の動きが必要になります。 ここでまず右手の役割が発生します。右手の方がヘッド側を握っていますから、右腕が短くなる=右肘が曲がる 動きによってクラブが自分に対し立ち上がってきます。コッキングの動きとは左手首周りの小さな筋肉で行う動きではなく、右腕でレバー操作のような動きにしてあげることです。左手首はヒンジとして使うのであっても、左腕の中にある筋力は握ることだけに使うと言って良いでしょう。 この時、右肘を下に向けて前腕だけ動かす動きでは右肘の位置が下がってしまいます。両手で持った物を捻らないで使うイメージは お盆の両端をそれぞれの手で持っているのと同じで お盆を傾けないで使うのには 両肘の高さを体(上半身)に対し そろえておく必要があるのです。右肘を外に向けて、腕の局部を使わずに、右肘を曲げます。野球でボールを投げたりするときの肘の動きです。右肘を曲げると、左手の位置も上げられてしまいます。右肘を曲げる動きが腕全体を上げる動きと把握した方が良いでしょう。体の前で行えば グリップは右の頬の前、シャフトは垂直に近い状態、そこが腕で行うテークバックの動き全てです。 肘を下に向け物を上げると、それは腕の中の動きで上げる動きになりますが。肘を外に張ってあげるとそれは背中の筋肉の動きに変わります。どちらが 力が強く、長持ちするか 聞くまでもありません。  剣道の面を打つ姿勢に非常に近いと思います。 この時、意識しておくことはグリップの位置、こぶしの位置が胸から離れないように、やや近づけていく方が後から不可抗力が発生した時に良いかもしれません。胸に沿って直線、体のセンターよりやや右に傾いた へそから右耳への直線状を離れず動かすことです。動きさえできれば腕のや背中のどの部分でコツをつかんでも良いとは思いますが 出来れば左腕の中にある筋力で覚えない方が良いと思います。

ちょっと別な話にそれますが 動きをする場合、必ずその動かす側の前輪駆動である方が、間違いが起こりにくくなります。 テークバック時は右に動きますから 基本は右側にあるものを動かすことです。 テークバックを左サイドで行うと右サイドと左サイドが近づいていく状態になります。 この様なテークバックをとる多くの人が結果として 前にお辞儀をするようなトップになってしまって 軸である背骨が前に倒れてしまいます。 またテークバック>>インパクト が縮んで>>伸びる 閉じて>>開く という動きになってしまいます。 体の力は縮んだ状態、要するに腹筋がつぶれた状態(縮んだ状態)で発揮されますが 多くのゴルファーは腹筋を開いた状態でインパクトに向かってしまっています。

上記のテークバックの方法は右肘の動きによって、右の肩甲骨が背中側に押され、胸が開くような動きになります。 これにより体の回転も誘発されるのですが トップで胸を開き、インパクトで胸を閉じる という一番力の出る姿勢に変えられるのです。 肩甲骨を後ろに下げる右肘の使い方を覚えてください。

それに比べ左手でテークバックを取る人は、左の肩甲骨が胸側に入りますから 背中の筋肉が引っ張られ、早い段階で背中の張りを感じて浅いテークバックになってしまいます。インパクトでは胸が開いてしまいますから力も入りません。

これらのスウィング全般にトライしている人はたくさんいますが 「なんか飛ばなさそう・・・」 という感覚からなかなかうまくいきません。 勇気を出して、一線を越えるのはなかなか簡単ではないでしょう。

  ハミングバードスポーツのクラブだけが  意味のないよくある悩みから開放してくれるのですから