ゴルフクラブとスウィングの関係 。

「私はものすごく皆さんが損している」と思っているのです。

と合言葉のようなゴルフに関する言葉が日本中から発信されてきます。 でも私から見れば皆さんの使っているクラブでは 「飛ばない」「上手く打てない」「真っ直ぐ行かない」は仕方ないのです。そのように出来ているのですから…

ちょっとスウィングと関連させてしまいますが 棒の先についている重さを1メートル動かすのに 重力に対し横に動かすのと 縦に動かすのは どちらがより労力が必要で どちらが破壊力を生みますか? こんな簡単な質問で申し訳ないのですが 答えは明らかです。

ここでよく質問を受けるのですが  では 「縦振り」 の方が良いのか と。スウィングには「縦振り」も「横振り」も存在しないのではないかと思うのです。それぞれのサイズや筋力の個人差は多少有っても ほぼ同じ構造の人間が同じ形状の道具を使うのに効率的な方法には 種類は存在しないのでは と思うのです。 多少の地面の傾きは有っても ボールは静止状態 ボールの置かれている高さにも大きな違いが有りません。こんな状態で何種類も効率の良い方法が存在するとは思えないのです。 で 棒の先に重さの付いた物を横に動かすとその「重さ」の分だけ 自分の動かしたい方向とは全く別な「下方向」にも力が掛かります。 これがゴルフスウィングとクラブの関係での皆さんの一般的な印象なのです。確かに人間には限界がありますから 重すぎては及ばざるがごとし で扱い辛くなってしまうのですが 本来先端の重い棒を重力に対し縦に動かしていれば 重力に逆らう上への動きの時は「上げ辛い」が 重力に従う下への「動き」では「下げ易い」筈なのです。でも殆どの人がこの場合「動かし難い」と感じ 「下げ易い」とは感じていないのです。 それは物体(この場合ゴルフクラブ)を自分の力や動きによって横に動かそうとしているからで そういう動かし方でボールを打っているからです。

「じゃ やっぱりスウィングが悪いのではないか?」と質問されるでしょうから 間髪いれず そういう動かし方をしなければならないゴルフクラブを使っている もしくはそういうクラブでゴルフを覚えたから が本当の原因なのです。

私も含め 人間は非常に怠け者です。テレビのリモコンを探し続け テレビ本体に付いているボタンのところには行かない のでは無いでしょうか? やらなくて良いことは自然に削除していくのが 本来の人間の性質だと考えています。 とすれば その動かし方は「必然」だった訳です。

メーカーは先端に重さの有るクラブだと「振り難い」と感じてしまうユーザーの為に「振り難い」と感じさせない努力ではなく 重さそのものを少なくしてしまいます。そうすると先端の重さその物が有りませんから 横に動かしたときに掛かる「下への力」そのものも比例して少なくなります。この方がメーカーは研究・努力 つまり「コスト」を掛けなくて済みますし 重さを掛ければその分だけシャフトの強度も高めなければなりません(これも「コスト」です)。  これにより「振り難い」と感じていた人も買ってくれますし お金と言うものをすべてに考える営利団体としてのクラブメーカーは当然その道を選びます。 本当であれば使うユーザーはこの時に「選ぶ技術」によって 本当のクラブの使い方の学べないゴルククラブの様なものを拒否しなければならなかったのですが そこが日本人の弱いところで 素人の自分がラベル・ブランドとしてのメーカーのクラブを容認せざるを得ないのです。 

「大手・有名メーカーがそんなクラブ作るはずが無い」と。

 しかし実態は皆さんのゴルフクラブの扱いに出ているのです。私個人のあくまでも意見ですが 有名プロを含め 正しくゴルフクラブを使っている 本来のゴルフクラブの構造や機能を生かせている人は本当にごく  ごく ごく ごく ごく 少数に限られると思います。最近人気のアイアンの名手と呼ばれている?日本の某有名プロ「T」さんですら こんな使い方?!という程度です。 (怒られてしまいますが だからと言って私個人の使い方が正しいとは思っていません。) 実際にゴルフを全くしない私も仕事(クラフトマン)としての努力(クラブ扱い)はしていますが まだまだ低俗な悲しいレベルです。 しかし、どのように扱うのが正しいかは理解しているつもりです。 どのような機能はどのような状態にすると発揮するのかは物理的に考えれば さほど想像は難しくは無いと思うのです。(実際に自分がやるのは棚に上げさせてください!) 

 話を元に戻し ヘッドに必要な重量が備わっていない為 当然メーカーは低コストのシャフトを装着します。いくら重量が少ないと言っても「無い」訳ではないのでシャフトは撓ります。しかし低コストの低機能のシャフトは 撓ったてしまったらシャフト本体の復元力で戻す力は持っていません。しかも ヘッド重量があると「振り難い」と感じる人は シャフトが撓るとより一層重さを感じてより「振り難い」と感じてしまいますので 出来るだけ撓らせないようにします。 撓って 撓り戻るシャフトの機能の方が ただ強いか硬いだけにするより「コスト」が掛かるのです。 

ゴルフクラブ いやシャフトを横に動かしてしまう人は必ず 硬めのシャフト・小振りなヘッド・低トルクを好みます。これはシャフトを横に動かすとゴルフクラブの重心位置のせいで横に動かして出来るヘッド(重量部)には遅れだけでなく 「ねじれ」が発生します。硬いシャフトで「遅れ」を減らし 小振りなヘッド(短い重心距離)と低トルクによってネジレを減らし といったわけです。トルクや硬さは本来と違った役目で使われてしまうので 役に立たなくなってしまいます。硬さは本来横の動きのためにではなく縦の動き(ライ角方向)の為に存在し トルクは本来ネジレによって衝撃そのものを逃がす役目の為に存在するのですが シャフトの硬さは単なる遅れの量に使われ トルクは衝撃を逃がす手段の ネジレが目的として使われてしまうのです。 これではシャフトの個性たるものは全く使われません。この使い方ではシャフトを色や形状以外では見分けられなくなってしまうでしょう。 実際に重量以外でシャフトを振って ボールを打ってもシャフトの違いを見分けられないのは 技量とは関係なくシャフトを本来の役割で使っていないだけに過ぎないのです。シャフトは撓り方や撓り具合 撓り戻り方 撓り戻り具合や動きそのもののリズムなど数値では表せられないほど多岐に渡ります。しかしシャフトを横に使う方法を容認してしまうとシャフトは重量だけ気をつければ何でも良くなってしまいます。横に動かしている人の合言葉は「手を返せ」です。本来この動きそのものはシャフトが性能として持っているのです。「手を返す」動きはシャフトにやってもらえば人間はする必要が無いのです。邪魔さえしなければ何もしなくともシャフトがやってくれるはずなのですが メーカーの採用するシャフトは前述の理由等によりその機能は全く付いていません。となれば当然自分でやらなければならないでしょう。シャフトを縦に動かせている人ですら このメーカー純正シャフトの機能ではいずれ手を返さなければならなくなります。でないと遠くに飛ぶ 良い球が打てないから です。ネジレを含め 遅れを取り戻す復元の力をシャフトに備えさせるには 研究(時間)と「コスト(金)」が掛かります。しかも横に使う人の方が多いわけで その人たちには理解してもらえず当然売れませんし 挙句「振り難い」といわれてしまう運命なのですから。 個性が分かったとしても 個性ですから 好きな人も嫌いな人も存在するでしょうから 売れる数も限定されてしまい 数が売れたが勝ちという現在の商売の原則では せっかくコストを掛けて売れない「負け組」のクラブになってしまいます。

 となれば ノー感じ・ノー機能・遅れない・撓らない・弾かない・ヘッドの重量の無い・飛ばないけど振り易いクラブを開発費でなく プロにばら撒く費用と宣伝費用によって売った方が安全で「勝ち組」になれるでは有りませんか? クラブ本来の機能・正しい扱い方を教えてくれるクラブ・走る・弾く・撓る・ヘッド重量のあるクラブなんか絶対に作らないのです。それによってユーザーがどうなるか ユーザーにどういう影響があるか どんなスウィングを身に付けるか なんてメーカーにとっては「糞食らえ!」なのです。

 実際にお客様と接すると 平気で全然違う硬さや重さ 性質のクラブを平気でバックに混在させていて 実は原因はクラブにあるのにスウィングに悩んでいる方ばかりなのです。シャフトの使い方が出来なくても ヘッドの性質 特に重心距離はスウィングに大きな影響を与えます。重心距離はヘッド重量と密接な関係で 長ければ重いのと同じ効果になる訳で もしこれを横に回転させて使っていたら 物を横に動かすときは下に働く重力のせいで 重量やこの場合 重心距離によって 実際に移動させた方向と 人間が動かそうとする方向はまちまちになるのです。

重心距離の長いものや重量の重いものを水平に動かすには 斜め上に動かそうとする力が 短いか軽いもの比べると多く必要です。クラブを正しく動かしていない中でも更に違いがある筈なのですが 殆どの人が気にしていないのです。急に以前のクラブより容積の大きな物(重心距離の長い)を打ったときに弾道が今までより右に高く打ち出るのはその一例です。当然 その場合スライスも 出易くなりますから 今まで以上に硬いシャフトや低トルクを欲しくなります。 重心距離の長いヘッドを硬目や低トルクで打つと入射角度がきつくなり易く 更にスライスは強くなりますから 今まで以上に手を返したり もっと速く回ろうとしたり 回転を意識(この場合 腰をもっと回そうとしたり)します。また低トルクでは切り替えし時に違和感になる衝撃が発生し易く オーバースウイングや緩みの原因・ダウンへの移行のときの力みが増え スウィングへの影響も少なく有りません。 このような状態でもアイアン・ドライバー・フェアウエイウッドのそれぞれの重心距離の関係を意識していませんので 平気でドライバーより重心距離の短いアイアンヘッドや相互間が極端に離れたものを使ったりしています。

 実例で言えばキャロウエイのアイアンをスチールシャフトで使っている人が陥るパターンが はじめアイアンがよく上がるけど右に出る つかまらないのを工夫するため ボールを右に置き始める>>慣れてくる>>ボールの位置の感覚も右側に置くのが基準になってくる >>段々ドライバーがスライスとフックの往復パンチになってくる。 もしくはスチールの入射角度だとキャロウエイの重心距離は開いてしかもトゥダウン量も多めで入ってくるから いままでより強く手を返す>>ドライバーの左方向が止まらない。 見ていて飽きてしまうほどワンパターンなのです。間違ったことを間違った方法で打ち消しても根本の解決にはならず 毎度毎度に新たなトラブルが発生してしまう まるで日本政府のようなもので その原因になっているメーカーのクラブの基本コンセプトが皆さんのゴルフライフにものすごく悪影響を与えているとは誰も気づいてくれないのです。

誤った拝金主義のそれ以外を考えていないゴルフクラブに似た物はどんなに努力しても皆さんに「正しいゴルフクラブの扱い方」や「正しいスウィング」を教えてくれませんし 導いてもくれません。殆ど機能しないように「ワザと」作ってあるからです。ですから本来ゴルフクラブに備わっている機能を皆さんは人間の動きとして 経った2秒の動作の中に取り入れなければならないのです………ゴルフクラブの進化はそれを出来ない人のために有ったのに それをしなくともゴルフクラブがやってくれる物ということで進化したのに。

クラブヘッドだけはこの10年で進化(正しくは使ってもらっていませんが…)しましたが 殆どのシャフトは退化している いやメーカーのシャフトは「シャフト」と呼べた代物ではないです。シャフト形状をしているだけです。 こんな状態であれは「飛ぶ」とか「スピンが掛かる」とかはまるで何の実も伴わない「国会答弁」を聞いているような気がして 多少嫌気がさしているのは正直なところなのですが 本当のゴルフクラブの真価を普及させる ことが仕事ですから(まるでマイナーな宗教活動のようですが…)出来るところ迄 つぶれるまで 飽きずにトライしてみます。


 去年一年はつながりの無い形でドライバーとアイアンが進化(退化)してしまいました。ドライバーの体積は380ccが平均値になると思われます。体積が増えることに伴い、当然重心距離も増えてきています。平均値でも3年前よりは約2ミリ長くなっています。好き嫌いを別にすれば 体積・重心距離が増えれば必然的に 重心深度も深くなり 慣性モーメントも増えますので一般論では簡単なドライバーヘッドになってきています。 ただし割れの問題を回避するため どのメーカー その機種もヘッド重量は軒並み増えてきている為 クラブの長さは平均して短くなり45インチといった所に収まっています。現在の重心距離から考えれば程よい長さと言って良いとは思いますが これから先どうやら長尺化がまた始まるのではないかと読んでいます。 正式に反発係数の制限が掛かり フェース面の薄肉化が出来なくなりました。 まあ、正直 反発係数が飛距離に関係するとは思えません。 例え多少 影響があるとしても非常に微々たる物で今回の規制は 車のレースで言ってみればギア比の制限程度の物で エンジンの性能への制限では無いので最高速度(最高飛距離)はこれからも少しずつ伸び続けるでしょう。

ただしメーカーは謳い文句になるはずの「高反発」を違法にされてしまいましたので別な手段で「飛距離」に挑戦すると思われます。我々が考えうるドライバーヘッド単体での飛距離は 第一に慣性モーメントです。慣性モーメントが高ければエネルギーの伝達効率が高く、衝突エネルギーをスピンに変化させ難くなります。 また多少のミスショットをしても飛距離が落ち難いので 打つ側にはドライバーショットをするプレッシャーから開放されるので よりスムースに安心して振るようになります。 これが一番飛ぶ要素になるのではないでしょうか?! 

慣性モーメントはヘッドを大きくし重量物をより重心から離すか 重量そのものを重くするかの二つの方法でしか上げられません。前者は重心距離を長くしてしまいプッシュアウトやスライスが出易いヘッドになりますし 後者はクラブを長く出来ませんし ヘッド重量は使う人の体力を親密な関係にあるので 誰でも重い物が使えるとも限りません。 

非常に条件の厳しいのが慣性モーメントです。 第二に重心を深く・低くする方法があります。 但しこれも条件が伴います。重心が深くなるのは殆どの人にメリットがありますが 通常ドライバーヘッドの形状の問題で重心を低くすると重心が浅くなってしまいます。比重の重い異物(タングステン等)を使って両立させると慣性モーメントが下がってしまうという副作用が出てしまいますし 購入する側が12度とか13度というロフトを標準ロフトとして買ってくれない限り、使いやすいドライバーとは言い難くなってしまいます。そして出てくる第三の方法が長尺化です。現在メーカーはヘッドを大きくする・軽くする・強度を保つと言う矛盾するテーマに取り組んでいます。長尺化が一番少ない弊害で飛距離を伸ばせるのではと思っています。ヘッドが大きくなっていますからある程度の長さでも不安感がありませんし、慣性モーメントが上がっていますからクラブの長くなることによるミート率の低下は解消出来ます。またヘッドの大型化に伴う重心距離の長くなる事による右に飛び出る症状は長尺化によって解消できます!    えっ?! 反対だよ    と思っている方が多いと思いますが 長くなることによってダウンスウィングの時間が長く出来るのでヘッドが元の状態に戻れるチャンスが増えるのです。 あとは長尺化に伴い発生するトゥダウンをよりアップライなライ角度で補ってあげればかなり問題は防げます。 多分この1〜2年のドライバーの進化はこの道に行くと思うのです。車やテレビと同じで一度大きなヘッドを手にしたゴルファーは シャフトが短くなってもヘッドを小さく出来るとは思い難いですし、反発係数の制限が絡み飛距離を伸ばす決定打がなくなったところではこの道しかないような気がするのです。

2003年後半より 盛んに話題に上げられてきたカーボンとの複合ヘッドに関しては 今のところ 熟成中と知ったところ、 まだ特別に複合だから「機能的」に優れているというものは存在していません。 単に「イメージ」で 複合ヘッドのほうが先進的・先端技術の感じがするだけで 特にチタンヘッドから「進歩」は感じられません。 この複合ヘッドの一番の欠点は実はユーザーが原因なのです! カーボンは強度チタンのそれより強く、質量は軽くなっています。ヘッドの大原則からすれば 複合にするのなら フェースをカーボン、ボディをチタンにした方が その反対よりも遥かに「飛ぶ」可能性の有る易しいヘッドが作れるはずですが、欠点としては金属的な「打音」が無くなってしまうでしょう。 そこところが メーカーが複合機種にしても あまり効果の無いフェースをチタン、ボディをカーボンという配列から抜け出せない原因になっているのです。 多少、飛んでも「音」がしなければ売れません。 誰かが使って 音は無いけど、遥かに飛ぶ という結論を出すまでは大多数のユーザーは冒険をしないものです。 古いゴルフ雑誌を引っ張り出せばわかりますが、 

「こんな大きなヘッド使えない!」

といっていた人の大きさの基準は今も同じでしょうか?

 「こんなフックフェース使えない!」

といっていた人はどうしているのでしょうか?

ゴルファー・ユーザーの価値基準・判断基準は年々変化していく物です。 いずれ出てくるであろう 「音は無いけど明らかに飛ぶ」 機種が市民権を得るまでは今のところ特に注目する必要は有りませんし、 そこに至るまでに消滅してしまう可能性も少なく有りません。

 
 そしてその一方でアイアンのスチールシャフト化とヘッドの小振り化が進んでいます。挙句の果てにはコンベンショナル(ブレードタイプ)まで出て来ています。

確かにスチールシャフトを使うのには小振りなヘッドが良いと思います。が上記のドライバーとの組み合わせはどうなのでしょうか?!非常に疑問です。

どうやら誰かが正しくボールを捕まえる方法を公にしないとこの完全なる矛盾は解決しないのでないでしょうか?!

殆どのゴルファーが練習をアイアンで行います。特にスウィングの習得や改造をドライバーでやる人はいないのではないでしょうか?! そういった意味でボールを捕まえる方法を間違った形で覚えているのではないでしょうか? 確かに重心距離が短い方が重心角も多くなりますし トゥダウンも少なくなりますからボールがスライスし難いのはし難いとは思いますが、ゴルフクラブは他のスポーツ用品とは異なり重心距離というのが存在します。 これにより方向性や距離 ボールの上がり がそれぞれ両立できるのです。 回答から先に言うと「フェース面を左に向けること」を ボールを捕まえる事と思っている人が小振りなヘッド+スチールシャフトに行き着くのではないでしょうか。シャフトが撓り 遅れることがスライスになると思っているのではないでしょうか?


 スウィングを変えようとしてもゴルフクラブの姿勢による不可抗力に気づいていない人が非常に多いのではないでしょうか?クラブヘッドの重心位置がおおよそシャフトの軸線.上にあると言うのが基本です。動かしている方向に対し 重心位置がシャフトの軸線上にある姿勢がクラブを必要以上に重く感じさせない最大公約数になります。

まず ダウンで必要以上(アドレスでの体の傾きに対して垂直なフェース面の向きが基準・必要分)にフェースを下に向けてしまうとシャフト軸線よりボール側に重心があるためクラブを持っている腕や体そのものがボールの方へ振られてしまいます。また その影響でクラブヘッドは必要以上に自分に向かって降りてくることになりますので人間の本能としてよけなければなりません。グリップ部分が体の右サイドに残りやすくなるのも加わってフォローからフィニュッシュは右足一本で立っているような形になるのが傾向です。 でも クラブの機能やシャフトの活用と言う点ではこちらのほうが改善は易しいのではないでしょうか?! 

問題は ダウンでクラブフェースが上を向く(シャフトを右に捻る)方で自然と 向かって右半身側に過重が多く掛かります。自然にしておくと 体の右サイドは低くなりやすく右肘・右下半身にも下がりやすくなる負荷が掛かります。故に体全体には右に体が傾く(右脇腹・腰は縮み、左脇腹・腰は伸びます)ことになります。 とすれば体は左右つながっていますから左サイドは上に向きやすくなり この時点で自動的に左腰は開くような姿勢になってしまいます。また右サイドには下に向かって 重力が働きますがゴルフの場合 左右両手をずれた位置(グリップ)で持っている為、右の手のひら一本で支える形になり左手には上に上がろうとする天秤の反対の負荷が掛かります。「自分は左手を下げたいのにも関わらず」 にです。 そうすれば左サイドのわき腹は開くような姿勢になるわけです。トップの位置からスタートすると考えればクラブヘッドには右に過重(体の背中側)が しかし自分はその反対の左方向にクラブを動かさなければいけない という矛盾(無理)が発生してしまうのです。力によって無理にそれを解消しようとすれば必然的に力まなくてはならなくなり切り返しやダウンで 「力むな!」 と言われても力まなければ 上へ行こうとする左手を下げたり自分の背中側に落ちようとするクラブヘッドを自分の前に出してきたり 出来なくなってしまうのです。 

上記にでてくる姿勢は まるでミスショットの時に良く耳にする言葉の羅列のようですが、フェースに上に向けてしまう(シャフトを右に捻る)とクラブのメカニズムによって不可抗力的にこうなってしまうのです。ですから スウィングを直そうと「体の動きや姿勢」ばかりに気を取られてしまうと クラブから受ける重さの影響によって なかば 強制的に「悪癖」から抜けられなくなってしまうのです。 

また 通常、シャフトが「走る」というのは 進行方向に向けて使われる言葉です。殆どのゴルファーが容易にイメージ出来るはずです。では シャフトを倒して フェースを上に向けた時シャフトにはどんな力が掛かるのでしょうか? シャフトは走るのでしょうか? ヘッドには重量として真下(重力に垂直)に重力が掛かります。しかもヘッド(重量)と反対の部分=グリップは 体や手の動きによって左方向(目標方向)に引っ張られようとしています。 しかも上の条件が満たされれば 必ず体は右に傾き 左サイドは上を向き始める。つまり体が進行方向の上の方を向き始める。想像するには難しくないと思います。シャフトは下へと回り込み クラブの重心の位置がシャフトの真下に来るように より一層捩れ始めます。
 本来 切り返しの時点で シャフトのしなりが最大にならなければいけないのに 別な形で本当は「撓り戻り始める」はずのタイミングで 撓り では無く 捩れ が発生してしまいます。当然 シャフトが捻られれば グリップも捻られますので 更にグリップは上に向かい始めどんどんとボールの方向に出て行ってしまいます。 正しくはこの時点でグリップ(エンド)は自分のおなかをさし始める筈?なのに 180度反対を向いているのです。ここから ヘッドとボールを当てるのは非常に複雑で 僕には想像が付きません。シャフトが捻られているのを捻りもどすその過程は非常に複雑で 同じインパクトをするのには 偶然以外不可能なのでは と思います。 捻る 捻り戻す (通常この行為をフェースローテーションと呼んでいます)とインパクト前後に人間の意志によって もしくは自発的行動によって行うと以下の問題が発生します。

しかも 1〜4はそれぞれが適切なタイミングになっても 本来4つが揃うことが重要で この方法で4つ揃えるのは 殆ど 奇跡 と言っても過言ではないと思うのです。
 1.ヘッドその物の高さが上下して 一定にならない。特に打つべき打点の高さがヘッドを回すことにより本来クラブを動かすと インパクトへ向けて クラブその物は 下>上 と反対の 打点部分は 上>下 に動いてしまう。
 2.フェース面の向きが一定しない。フェース面が円運動をしているので 例えばドライバーのインパクト 1/3000秒で適切な向きになっているか非常に危うい。同じ面になるよう 繰り返す方法は職人技?!
 3.同じくインパクト時のロフト角が一定しない。インパクトロフトを基準とすると インパクトに向けてはロフトが増え インパクト後にはロフトが減ってしまう。つまり フェースが進行方向 右を向いているときはロフトが付いていて 左を向き始めるとロフトが減ってしまう(ロフトが立ってしまう)。
 4.ロフトと同じく ライ角度も一定しない。ヘッドを回すとシャフトと重心位置の関係から 必要以上にトゥダウンが発生し フェースが右を向いている時は大きくトゥダウンし 左を向くとシャフトのリバウンドによって急激にトゥダウンがなくなってしまいます。
 5.最大のデメリットはシャフトが活用されない事!不必要な捩れは シャフトの本来持っているシャフトの撓り戻る力を殺してしまいます。
ヨーヨーをついて例えてみましょう。 水風船が一番下にいって戻りかかる時に手を捻ったり ひねったり大きく移動させたのでは ゴムの戻る力が生かせず手の中にヨーヨーは戻ってきません。ヨーヨーをするのに 力む必要が無いのは誰もが知っていることだと思います。それは ゴムの復元する力を利用しているからです。ヨーヨーを上げるのに 手を下に動かす人は いないと思うのです。ゴルフに限って言えば その自然に掛かる重力やシャフトの機能を使えば 簡単にボールが打てるように研究されているのです。重力と戦って勝てる人はこの地上にはいないのですから。シャフトの自然な復元力を使えば ヘッドはボールのところへ 概ね行くように出来ているのです。自分はそうなるように促すだけでヨーヨーと同じく重力や復元力の邪魔をしないように振舞うだけなのです。

 <では補足的に解説しておきます>ゴルフクラブの構造上 スウィングの話とはある程度密接な関係にあり ゴルフクラブもしくはシャフトの正しい使い方がそのまま正しい体の動かし方と言っても嘘ではないと考えられます。

まず 理想的には常時体の幅(胸の幅の中)にゴルフクラブが納まっていることが重要だと思われます。ゴルフクラブとは即ちグリップエンドの部分とヘッドの両方を指します。この2箇所が体を動かしている最中 常時体の幅の中に納まっていることです。 物体は重力と垂直方向に位置エネルギーを移動させ 重力を使い下に動かすほうが 同じ運動量を重力と水平(横)に動かすよりも圧倒的に少ないエネルギーで 大きな力を発生させることが出来ます。横に移動させる力は横に動かすエネルギーに加え 常時重力に対し下にも負荷が掛かっているからで 実際には真横に1メートル移動させても 動かしたエネルギーは 動かす物体の質量分だけ斜め上に1メートル以上動かしたエネルギーが必要になるのです。 垂直方向に物体を動かすのに殆ど動かす人間のエネルギーは必要としません。それを考えた上で ゴルフクラブの構造を加味すると どう考えても 上下方向に物を動かす位置エネルギーがボールを飛ばす原動力になるのではないかと思われるのです。これであれば体力や腕力にあまり左右されずにボールを打つエネルギーを発生させられると思うのです。ですからスウィングの回転運動はその位置エネルギーをスムースにさせる為と位置エネルギーだけでは方向(ベクトル)を確定できませんので実は方向を作るためのものと考えられるのです。もし横にクラブを動かすことがボールをエネルギーなのならば 若い人や体の大きい人 力のある人の圧倒的有利はどの技術をもってしても乗り越えられないと思いますし 簡単に横に動かすには全体の重量の60〜70%の重量を長い棒の先には配分しないと思いますし まして重心距離をこんなに長く設定しないと思うのです。

必要以上に硬いシャフト 小振りなヘッド 重心距離の短いヘッド トルクの少ない物 をあえて好む方は上記のことから考えるとゴルフクラブという物体を横に動かすことによってボールを飛ばすエネルギーを得ようとしているのではと考えられます。この動かし方はゴルフクラブの基本構造や重量配分から考えると間違っている可能性が高いのです。

シャフトの性能もしくは個性は まず「撓り戻る」ときに発生します。撓り方が個性だとしたらその殆どはそのシャフトの強度になってしまいます。 強度も個性のひとつですが やはり動かして使う物ですから 動き方 即ち 撓り方&撓り戻り方 が個性だと思うのですが シャフトを横に動かしたのでは動かしている人間や手をどこかで減速もしくは停止させない限り 永久的に回転の軸と撓る棒の先のヘッド(重量物)の位置関係は変わらない イコール シャフトは強度を除いて殆ど運動をしませんので その動きにはどのシャフトも大差が無いのですから… とするのならば(話を戻して)自分で実験すると早いのだからゴルフクラブをグリップし シャフト(ヘッド)を左右にひねって(捻って)しまうと クラブヘッドは自然と体の幅からひねったほうに出て行ってしまいます。勿論不自然ですが残しておくことも可能です。 スウィング中にここまで不自然な体や腕裁きをしてしまっては体のどこかを痛めてしまいます。ですからその腕とクラブの形を維持し体(上半身)の向きを右・正面・左と変えるのがスウィングと言うか クラブとしての一番効果的な姿勢なのではないでしょうか?!   まぁ あまりに基本的なことですが… 

しかもゴルフのスウィングはポスチャーから前傾をしています。その前傾を保ち その前傾に沿ってクラブを動かせば 右を向いているときは クラブフェースは下向き 左を向いているときは 上向きになるのが自然な姿と考えられます。決してそれはよく言う「シャット」ではないと思うのです。 但しゴルフクラブは重心の位置がシャフト軸線の延長には存在しません。向かって右に重量が存在していますので 右に回転する際 放って置くと重力の掛かっている重心の位置はどんどんと下にいこうとしてしまいますのでフェース面は上を向くような姿勢になってしまいます。そこで前述した重心位置をシャフトの軸線上に来るように配慮することによって 結果アドレスと同じ姿勢(シャフトと重心位置)を保って運動(移動)させられる様になると考えられています。これを「シャット」するとは言いません。

必ず重量(重心)は自分で横に移動させたときに 重力が掛かり 下にも力が掛かります。結果移動させる目標より やや斜め上方向に動かす感じがないと 実際の目標地点には行きません。自分の体の傾き通りのフェース向きで下ろさずに 地面に対して下ろしてしまうと 自然な重力の力でフェースの向きはヘッドを動かした分だけ 徐々に上を向いていきます。

少し難しいかもしれませんが たった少しの重心位置のずれがスウィング中の体に与える影響として ものすごく多大なのです。自分のスウィングは重心位置による不可抗力の要素が多く すべての動きの8割を占める といっても過言ではありません。確かにクラブのことばかり考えてしまうと自分の体が自然にスムースに動かないと考えられます。完全にクラブの機能と言う観点よりスウィングを考察しているため その意見はもっともですし 無責任かもしれませんが スウィングを教えるレッスンプロでは無く クラブ屋さんとしての意見です。 絶対に合っているわけではないでしょう。 ただ物理的に考え クラブの構造 機能の面より 人間がスムースに動くことは大切ですが 優先事項としては その項目は2番目で いかに クラブが機能するか いかにクラブの構造や機能を使って 物理的に ボールを遠くへ 確実に飛ばすかが第一優先事項のような気がするのです。そのクラブを優先する動きですら反復して体や運動神経に刷り込んであげれば いずれスムースには動けるようになるわけで 現在行っているからだの動き以外のものは何人にとっても動き難く スムースではないだけで クラブの姿勢を無視することは出来ないと思うのです。

よく 耳にするゴルフスウィングの定義や合言葉はクラブの機能を生かすのに非常に疑問があり いつの日か体を痛めてしまうような気がしてならないのです。

とても興味深い質問が来ましたので掲載いたします。
 Q:私は51歳の会社員なのですが ドライバーショットをかなり悩んでいることもあり今雑誌等に載っているスピーダーシャフトに興味が沸き 迷わず都内の某チューンナップショップに行ってきました。そこは雑誌等にもよく載る有名店で 写真では店長の顔も拝見した事がある程です。お店に行くと 沢山常連さんが談笑していました。早速 店長さんに相談したところ 打つ打席は有るのですが スウィング等も全く診ずに 「今 これが売れているから。」と スピーダー661を薦められました。フレックスを聞くと「Sシャフトが良い。」との事。その間も常連さんとの会話を続けられ 私は場違いな雰囲気でした。価格を聞いたところで「家内と相談してみる。」と言い その場を離れました。少々苛立った気持ちもあり その足で別なショップに行ってみました。非常に若い店長さんが一応ドライバーショットを見てくれましたが やはり「Sシャフト」を薦められました。 実は最近、腰痛を患っていることもあり出来れば柔らかいシャフトを使ってみようと思っていました。更に よくレッスンプロに「ヘッドを感じて振りなさい。」と言われていますが 自分のヘッドスピードに比べ硬いシャフトだとそれが難しいのでは、と感じていたのです。その旨、店長さんに説明をしたのですがそれでも「Sシャフト」が良いとおっしゃられました。理由を聞くと「Sの方が真っ直ぐ行くから」との事です。結局その店でもシャフトは変えませんでした。二つの店に行き私の個人的な感触は 見下されているような気がしてなりません。確かに私は上手なほうでは有りませんが シャフトを変えたいと相談に行っているのに それはあまり関係ない気がするのですがどうでしょうか? 私はたまたま休日出勤の代替で平日の昼間に来訪したのですが 平日の昼間にゴルフショップに集まる常連さんが多いのにも驚きました。 またどちらのお店も「売れているから、人気があるから」という理由でシャフトを選別していました。それにも納得がいきません。
A:回答になるか どうか分かりませんが お答えします。あまり同業者の事について意見はしたくは無いのですが オードーメイドやチューンナップショップはゴルフ業界の中では天下りというか 受け皿的な立場も少なくありません。 かく言う私もその一人です。

 幾つかのパターンがありますが、素人の上手な?人たちが集まりお店を立ち上げたケースも少なくありません。地域のゴルフ仲間 特に特定のコースのメンバーのしかも競技に参加している自称「上手い」人たちが何らかのきっかけでショップを始めるケースはこの形態のお店の半分と思っても間違いではありません。

別なケースは研修生です。ある年齢になり プロとして生活出来ないと判断した場合 一番簡単に起業し易いのではないでしょうか。元自分の所属していたコースのメンバーの事も知っていますから立ち上がりのときに地域で顧客も確保し易いと思います。

以上の二つのケースがオーダーメイドショップの実情です。どこかで修行して 暖簾分けしてもらい ゼロからお店をスタートして ゴルフ・プロフェッショナルとして 起業している人は確かにほんのわずかだと思います。(弊社の周りにも幾つかありますが オーナーもしくは店長がコースへ行かない もしくは自分のプレーの為にお店を利用しないお店は一軒もありません.)  

上に述べた二つのお店には特有のお客様が存在し 必ずクラブ競技やアマチュア競技に出ている人が「常連」と呼ばれています。その「常連」たちは悪く言えば「アマチュア」ではありません。アマチュア資格に抵触するという意味では有りませんが ゴルフで生計を成り立てていないというだけで 私個人の意見ではかなりゴルフ・プロフェッショナルではないとは言い難い存在です。 家賃収入や遺産、財産、2代目やお店・会社のオーナーで まあ一般的に普通に働いている人ではなく 平日の昼間であってもゴルフに携われるからです。 正しい価値観の方もいるのですが 多くはゴルフの上手いことは偉いことで 少なからずゴルフの上手いことをプライドにしています。 本当は間違った理論・方法であっても ことゴルフに関しては上手な自分の考えが正しい・自分の感覚が合っていると思っているのでしょう。 その仲間の一人が店長 もしくはオーナーなのです。 ですからその場合 オーナー・店長と常連には「客と店主」という隔たりがありません。 当然色濃く店主の好みというか 店主の結果の出た物が販売されますし アマチュアの理論 売れた物 売れている物 人気の有る物 が「良い物」ということになります。 簡単な見分け方があります。ウエッヂのスピンについて質問してみて下さい。 スウィングや入射角度等を同条件にした時に 溝・メッキ・バンスの内 どれが一番スピン性能に大きく影響するか もしくはその順番を質問してみて下さい。

<答えが知りたい方は>

shop@hummingbird-sports.com

大体そういうお店のメイン商品 特にアイアンは 小振りなヘッド+スチールシャフト ドライバーはやはり小振りなディープタイプにスピーダーか、Tour-AD、デイアマナといったところでしょう。 店主のクラブを見せてもらうのも良いアイディアかもしれません。 他人事のように書きましたが 全部が全部自分に当てはまらないかどうか 自分にも照らし合わせています。 エゴにならないよう 商取引以外で自分優先にならないよう 私も気を付けています。 私の場合で言えば 今の地域にお店を開く前から 私の事を知っている顧客は殆どいません。 私個人がゴルフクラブ ゴルフシューズすら持っていません。 シャフトやヘッドやセットアップのテスト・研究の為にボールを打つ能力には自信が無いとは言いませんが あくまでも研究し それぞれの違いや特性を見抜く能力に自信があるだけで 良い球を打つ能力は分かりません。もう7年近くもコースに出ていませんので 今行っても スコアでは100や切らないと思います。 また通常、皆さんが行うゴルフを この仕事に従事している限り しないと心に決めています。 またそれぞれのお客様のスコアもよく知りません。 それぞれの方のゴルフクラブとの相性はスコアとは殆ど関係がありません。 その人にとって やさしいクラブや飛距離の出るクラブが スコアに結びつくかどうかは なんとも言えません。 ボールを打つ事がやさしくなるだけで それがスコアにつながるかどうかはなんとも言えません。 以前と同じスコアは出し易くはなると思いますが そこから先はなんとも断言できません。 クラブの取り扱いや弾道を見極めてクラブを選んだり セットアップしたりするのが仕事ですから ショットを簡単にするお手伝いは出来ますが 「ゴルフ」そのものは非常に間接にしかお手伝い出来ません。 クラブやショットの悩みは殆ど解決もしくは打開策を提示できると思います。 スウィングに関してはクラブという側面でしか手伝えませんが 役には立つと思います。 

正直 オーダーメイドクラブショップ チューンナップショップに失望してしまう前に駄目もとだと思って最後に一度私にチャンスを下さい。

<別件ですが 少し気になっているので掲載しておきます。 違うページでSPD857のことについて触れました。お薦めとは言い難いのですがモンスターシャフトです。それを聞き全国で試された方がかなりいるようです。殆どの方が値段にびっくり 重さにびっくり 結果はイマイチなのでしょう。 

日本全国どのショップに行ってもこのシャフトのデータや経験が無く ただ組むだけなのではないでしょうか?! 価格的に高すぎるこのシャフトは 誰からも見向きもされずに事実上廃盤になっています。このシャフトは非常にセッティングのデリケートなシャフトでシャフト本体の重量のわりにヘッド重量にシビアなシャフトです。

私も大金を使い スピーダーの原型というべきこのシャフトを徹底的に調べました。2年以上もかかり 20本以上のシャフトを駄目にし 幾つかの基本セッティングを見つけ出しました。 この重さを使うユーザーは通常Sシャフトを使うのでしょう。で それを 単純にヘッドに組み合わせ 44〜45インチでスウィングウエィトを調整した上で組むのでしょう。それではこのシャフトの美味しさは味わえません。 組み合わせるヘッドの重心距離にもかなりシビアです。 紙面では私にとって財産にある基本データはお知らせできませんが、弊社のホームページを見てSPD857を入れてしまった方に罪滅ぼしということで 工賃一切無料にてセッティングし直します。 殆どの場合 バット延長が必要になるでしょうが フジクラ本体以外では SPD857のバット部の切り残りは持っていないでしょうし セッティングデータも持っていないでしょうから。 非常に変わったところに美味しさが隠れています。出来れば本人のスウィングも見たいのでご持参いただけると良いのですが 「ただシャフトを換えるリシャフト」はチューニングとは呼ばない ということを分かって頂けると思います。ご連絡下さい。>

>>>2006年 追記

 とうとう念願のシャフトが手に入りました。

4年前からシャフトメーカーに要望してきたのですが 日本全体でのゴルフクラブの販売が芳しくない為、やっと実現致しました。

このシャフトは既存にあるシャフトの カタログ上存在しないフレックスで弊社オリジナルと言っても差し支えは無いかと思います。

このシャフトによって ゴルフクラブというものが完成しそうです。

テスト結果やお客様からの声も予想以上 現段階では最高のシャフト至高のシャフト と言っても良いかもしれません。

ゴルフクラブの謎::::<ロングアイアン>が難しい理由

 どの技量の どの年齢の人に聞いても まずそう言います。 確かに誰にとっても優しくはありません。 その訳は 一般論で難しいクラブ 簡単に打てないクラブとは 

この二つに分類・もしくは複合した物と言えるでしょう。  ロングアイアンを難しいと思っている人の殆どが「長い!」から を理由にしています。 が、しかしこれがそうではないのです。 確かに短ければ人間が動かすのに簡単ですが ロフトの少ないクラブですから上がりません。 打ち難いという事です。 「振り易いけれど打ち難い」の典型のパターンになってしまいます。 長さは合理的に 少ないロフトのクラブで空中にボールを上げる方法に一番適当です。 確かに標準的な市販のアイアンは酷いシャフトを採用していますから 打ち難い 振り難い そういうレベルにも達しませんが 例え自分にとって振り易く 打ち易いシャフトが装着されていたとしても 総じて易しい物ではありません。 理由は ボールを捕まえるのには 正規のロフトで打つ必要が有ります。(正規のロフトとは そのクラブのロフトがインパクトで実現されている事。 入射してくる角度分、見てくれのロフトが立っている事。) このようにしてインパクトするとボールは必ず捕まります。 例え 上手くロフトを立て切れず 多少ロフトが寝たインパクトになってしまっても 元々のロフトが立っているので 球体たるボールの逃げ場は少なく ロフトの多いクラブよりもより簡単に捕まってしまいます。 

ご自分のアイアンに付くボールの打痕を確認してみて下さい。

 #3.4〜7.8. ロフトの立ったクラブにははっきりとボールの跡、ディンプルまで確認出来るほどの跡が残っている筈です。番手が下がるに従って その跡ははっきりとしなくなり 段々フェースの上方向に逃げるようなタテにボールがずれた跡になっていくのではないでしょうか?! これを 通称「コスル」と呼ぶのですが。

 つまり ロフトの立ったロングアイアンは 捕まえやすいが上がり難いので 上げる為には捕まえられない、捕まえる為には上げられない、と両方が成り立たないからなのです。 非常に残念なのですが、「上げる」というのに一番有効な手立てはスピードなのです。 だからクラブその物の長さも長いのですが…。 重心も深くなり低重心になってもゴルフクラブを一番難しくしてしまうのは 実はロフトだと言う事なのです

<練習場での雑感> …クラブ編

 シャフト・ヘッド ニュークラブのテストで度々練習場を訪れます。 仕事柄 そこで練習をする方のクラブが気になるので観察するのですが、色々な意味でオーバースペックなクラブを使っている人が多いのに気が付きます。 確かに雑誌、最近ではゴルフチャンネルなどでスチールシャフトなど ハードタイプな物を宣伝してはいますが。 それを遠目から観察していると 練習場のスピンの少ない・質量の少なめなボールという事を考慮しても 随分酷い球筋です。 右や左にばらついている という意味でなく 例え同じ弾道を打ち続けていたとしても その繰り返し打っている球筋そのものが正しくない例は決して少なく有りません。

 確かに10年以上前はゴルフクラブ、特にヘッドにボールを高く上げる機能が低く その為に低く出て スピンにより高さが変わっていく 弾道が上に向かって反る様な球筋が良いとされていました。 しかし、近年になると簡単に球が上がるようになり そういった理想の弾道も変化を遂げてきました。 またスライスをしないクラブ・させないクラブが全盛で 昔のように右に高く切れていく弾道を打つ人は殆どいなくなっています。

 そのオーバースペック、特にアイアンにスチールを使用している若い方に多い球筋が「抜け球」です。 抜け球、こすり球はヘッドの入射に対しロフトが限りなく開く事を指しているのですが 特徴は弾道と球のスピードにあります。ロフトを限りなく開いて打っているので非常に初速が遅く 飛んでいる最中も球のスピードが変わりません。またスピンが早めに解けるので ゆっくり飛ぶハーフライナーのような弾道になり スライスでは有りませんが真っ直ぐ飛ぶ球が左に傾いているように右に落ちていく(曲がっていくのではなく)弾道です。 いくらなんでもこれでは飛ばないと思うのです。 スピンでぐんぐん上がる、吹き上がる球は確かにまったく必要有りませんが 現代のゴルフクラブで一番打ってはいけないのがこの「抜け球」なのです。 昔で言えば「吹け球スライス」に匹敵するほどこの「抜け球」を打っている人が多く、多分スコアで言えばかなり上級者と見受けられる人までもこの「抜け球」を打っています。 共通する事は シャフトがオーバースペックである事、ヘッドが小振り(重心距離の短い・スライスの要素の少ない)、ドライバーは少ないロフトを打っています。 この「抜け球」が安定して打てたら 相当に重症で かなりの覚悟で無いと脱出できる可能性はありません。

<練習場での雑感> …スウィング編

 練習場である共通する事に気が付きました。 私自身は練習場に練習をしに行っている訳ではないので夢中になって打ち続ける事がありません。 そうして周りを見渡すと ある共通するミスを起こしている事に気が付いたのです。 ゴルフのスウィングはアドレスの向きを基準に左右対称に振るのが理想です。つまり体がボールと正対した状態でインパクトを迎える事を指す訳ですが、殆ど いや全員のインパクトがかなり左を向いているのです。 特に打っている人の背中側から遠めで見たときに分かりやすいのですがかなりクラブで作る円弧は左に傾いています。 体の動きで見ると 体を回す と言う事の本質が分からずにスウィングを覚えてしまったのでしょう。 個人的には好きでは有りませんが、よく使われている言葉なので引用しますが 腰は切る では無く 回す が正解です。 体の構造上 人間が向きを変えるのにはボールジョイントの関節が必要です。 ゴルフの動きで使うボールジョイントは股関節であって足首の関節ではありません。 ゴルフのスウィングで 股関節を使って 上半身の向きを変えるのには 二つの条件が必要です。 まず骨盤(下っ腹が同じ角度でズット下を向いている)の傾きがいつも同じである事。 次に傾きと言う事では同じような条件ですが 体の身の部分、つまり重い部分が 左に廻るときは左股関節、右に廻るときは右股関節の上に載っている事。 で この条件を上と照らし合わせてみると 殆どの人はダウンスウィングが始まると 下っ腹が地面と平行になってしまい アドレスから比べると上を向いてしまいます。 廻る軸感覚が 体の厚みの真ん中にある形になり 左回転をするときに左股関節を利用できないので軸を右に倒してスウィングする事になります。これにより骨盤が左上がりに傾き、右上半身が下がりボールに近づいてしまいますから 必然的にロフトが開きます。 

廻る感覚を正しく覚えていないのに加え、「手打ち」はマイナスなイメージ、「腰を回す」はプラスのイメージにより ダウンスウィングに手を動かさないのも要因の一つと言えます。 この打ち方では上半身が正面を向く時間を作れず、右からいきなり左を見てしまいますから ロフトも増えた状況で インサイドから振る事になるでしょう。 この動きに熟練してくると 左サイドの高い状況でインパクトに入りますから 煽りうちになり易く、始めはスライス 徐々にダッグフックへの道に入ってしまうのです。上手くなったからスライスが解消出来たのではなく、絶対に上手く打てないうち方を基準に練習をしている訳で やればやる程深みにはまっていくような気がするのですが…